山に暮らせば

2017/10/21  

 塾の日に深入山に登った以外、カメラを持たなかった。きょうは土曜会、雨の心配もあったが立烏帽子山に行った。いつものルートなので庄原ICで下りてコンビニで弁当を買うのだが、すべて売り切れ。他の仲間に声を掛けたら、「きょうは買ってきた」という。じゃ俺はハムサンドだけ?
 熊野神社からのルートは取らず、車で立烏帽子の駐車場まで走る。霧が立ち込め、山は見えない。寒いがそれぞれ防寒着を持ってきているのでしのげる。立烏帽子山→池の段→比婆御陵を歩く予定にしていたが、雨の心配があるので池の段までとした。後から登ってきた安佐北区のグループも池の段で切り上げると言って早めに下りていった。
 ホツツジは紅葉が見頃を迎えそうだ。花は8月だが季節外れの1本が咲いていた。リンドウはしっかり花びらを閉じて雨対策をしている。霧雨にレンズも濡れるので避難小屋で昼食をと思ったが、先客で満杯。寒いが外で食べる。私は弁当がない。おむすびどうぞ、おはぎもありますと差し入れ。さらに食後にはお手製のロールケーキ。きょうは8人。全員揃っていたら足らなかったかもね、と言いながら切ってくれた。
 帰りは松江道、高野の道の駅で寒いけどジェラートを食べ、夕食用に牛おこわと柏餅と漬け物を買った。晩飯確保。

  ※ 写真展の作品を引っ張り出すのに一か月もかかり何とかプリントに回した。前回が2011年までだったので今回は基本的には2012年から。膨大な数を見なければならない。撮ったものも忘れているので投げ出したい気分にも襲われた。海の写真も入れたい、遠くに行って撮ったものも入れたいなどあれこれ迷った。
「2回目は大変ですね」とプレッシャーをかけられていたが、行きつ戻りつした結果「やはり芸北だ」と思い直し、一部の花をのぞいてすべてを芸北に絞った。

 カープが中止になったのできょうは心安らぐ。

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 霧雨で正面に見えるはずの立烏帽子山は見えない。ホツツジは濡れてきれいな色だった



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花は8月のはずだが、1本だけ咲いたものが残っていた




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雨の登山道。この道はモミジがないので赤が見えない。

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登山道。黄葉も良いと思うのだが、思うようには撮れない。


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写真展の案内状も投函した。ちょっと一息と言ったところだ
















# by konno_noboru | 2017-10-22 00:13 | Comments(2)

山に暮らせば


2017/10/10  6年前の10月10日、リンドウを撮りに深入山に登った。きれいな紫色の花の中心部が鉛色に見えた。2日後に眼科で加齢黄斑変性と診断された。
 今月、1日、7日、9日、10日と4回深入山に登った。撮影するのはリンドウ。
  カメラ2台、レンズ3本と飲料水(ペットボトル2本)弁当などが入ったリュックを背負うが少し重い。
 正面から登る南コースは直登で少しきつい。仲間を連れて登るルートにはしていない。登りは林間の西コース。下りは東コースにするか、南コースにするか一緒に行っている仲間の体調に合わせて変える。きょうは西から登り、階段が続く東コースを下りる。
 いつも好天とは限らない。陽が当たらなければ開かない花も多いのでお天道様任せ。9日体育の日、好天。家族連れが多かった。小学生くらいの子たちは走って上がってくる。山頂は賑やかだった。
 10日、偶然にも6年前、目の異常に気づいたときいろいろアドバイスをくれた仲間だった。仲間の中には料理の上手な人がいて撮影に出るとおいしいものが出てくる。きょうのクラスの達人からは「栗の渋皮煮」。甘くて美味。土曜会で一番の人気は「おはぎ」。10人分くらい持ってくる。男性では2㍑の水を持ってきて、山の上でおいしいコーヒーを入れてくれる。各クラスで撮影以外に楽しことがたくさんあるので10年も一緒に撮影が続けられると、仲間は皆そう思っているのだ。
 
 明日は眼科の検診日。五日市楽々園の「そえだ眼科」に行く。


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9日体育の日。連休最後の日、山は家族連れなどで賑わった。山ガール? 写ガール?などもいる。1時間は歩かなければならない山なので車で上れる臥龍山や掛頭山で見かける人たちとは違う。見渡せば私が一番高齢者。

                                  

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リンドウの濃い色の花を見たとき色の異常に気づいた。今は慣れて色がおかしな部分があっても気にならない。


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同じリンドウでも色の薄い花もある。いろいろあって面白い。

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ムラサキセンブリ。花弁は5枚。



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じーっと見ていると花弁が6枚のものに気づく。



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さらに探せば7枚のもあった。



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センブリ。ムラサキセンブリに比べると花が小振りで、背丈も短いものが多い。





# by konno_noboru | 2017-10-11 00:57 | Comments(2)

山に暮らせば

2017/10/04  今夜は中秋の名月。市内に出た。内科へ行くことと写真のプリント依頼。帰りに豊平・龍頭山の上に登ってきた月を撮る。予定外だったので望遠レンズはなし。短いレンズで撮ってみた。
 9月終わりから冬の準備。衣替え、ストーブ、炬燵の準備。夜具は既に冬用。合間を縫って①深入山に登る。3日は講座で江津市②都野津の防風柵、大田市の③ヨズクハデを撮り、大森銀山を経由して断魚渓を通って大朝へ抜ける。

 ①深入山は西コースから登り、正面の南コースを下りたが、下りは道が少し荒れていてしんどい。膝ががくがくして情けなくなる。ウメバチソウもセンブリも咲いていた。リンドウは蕾というか天気が悪かったので開いていなかったのかもしれない。ムラサキセンブリはこれから。花を見ながら登るのなら西コースから登り、帰りも西に下った方がロートルには楽だと思う。
 ②都野津の海岸は強烈な風が吹いていた。波と一緒に海水が霧になって吹き付ける。眼鏡に塩が付き磨りガラスのようになる。レンズも塩を被るのでとても撮影できる環境ではなかった。水中写真も撮れるというコンデジなのが強みで海岸に寄せる波だけ撮った。
 ③ヨズクハデはやはり風が強いためか、2本の支柱で補強されていた。午前中雨でもあったので田圃は水がたまり、畦からしか撮れなかった。


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龍頭山の上に出た満月。芸北と豊平を結ぶ大規模農道の峠から撮る。

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ダイモンジソウ。深入山に行く途中で撮る。ここも7月5日の大雨で川岸にあった花はほとんど流されていた。

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ウメバチソウ


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リンドウ。きれいな花が見つけられなかった。2011年10月に紫色の花を見ていて目の異常に気づいた。気づかなかったら失明へと進んでいただろうと思うと私にとっては幸運の花だ。


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センブリ。今年はたくさん咲くだろう。



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ムラサキセンブリ。強風で揺れて撮れなかった。咲いていた2株を探し当てて撮ったもので、これからもっと咲きそうだった。



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潮風に負けた感じだった。防水のコンデジで何とか撮った。


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ヨズクハデ。稲も乾燥してきてヨズクハデも少ししぼんで小さくなっていた。強風が吹くので支柱がしてあった。何年も見てきたが、支柱があったのは初めて。前夜の雨で田圃は水がいっぱい。3つのヨズクハデを入れる位置はここしかない。後方は大きな銀杏がある瑞泉寺。


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大森銀山に行く途中出会った子猿。数匹群れていたが、一番最後に道路を渡った。



# by konno_noboru | 2017-10-05 00:54 | Comments(1)

山に暮らせば

2017/09/26 25、26日と益田市吉賀町の彼岸花撮影。花の咲き具合はベスト。レンズは24~105㍉と24㍉の2本。ここでは望遠レンズは使わない。撮り慣れた場所でもあり反って難しい。陽が差し込んでさらに難しくする。午前中で彼岸花撮影は終わり、岩国市錦町宇佐郷に住む塾の仲間があんこ寿司(角寿司)を用意してくれていて、仲間でご馳走になった。昼食後は寂地峡近くの宇佐八幡宮へ。現役時代に訪れたことがあり、樹齢900年の見事な杉の記憶があった。昔を思い出そうとするが大きな杉のことしか思い出せないまま、歩き回る。


 撮影が終了したときハプニングが起きた。スズメバチが飛んできたので帽子を取って追っ払おうとしたが蜂の方が動きが鋭く頭を刺され、一緒にいた仲間も手を刺された。時間は午後3時半。刺された個所が痛いので近くの谷水で冷やしていた。ほかの仲間が蜂毒によって起きるアナフィラキシーショックのことを知っていて、すぐ病院に行かなければ-と錦町広瀬の錦中央病院に連絡を入れ、2人を病院まで連れて行ってくれた。
 病院に着いたのは4時半。医者は過去に蜂に刺されたことがあるかと聞いた。昨日のことさえ思い出せない高齢者、大人になってからは刺された記憶はないと応えた。刺されてから1時間近く経過していたので反応の早い蜂毒アレルギーはないと判断したようだった。「経過を見る必要があるので6時半まで安静に」と言った。看護師が頭の刺された個所に薬を塗ってくれる。2個所も刺されてますね、と言った。手を刺された仲間と6時を過ぎるのを待った。気遣って待っていてくれた仲間はそれぞれ帰って行った。家に帰り、痛み止めの薬を飲んで眠る。


 そしてきょうも吉賀町の彼岸花撮影。合間を縫って昨日、保険証を持っていなかったので病院へ。「痛みやかゆみが数日残りますが、大丈夫です。良かったですね」と看護師が笑った。



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日陰の花だけを狙う。花が絡み合って咲くのは好きではないと皆には話すが、他に良いカットもないので仕方ないか。



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日陰に咲く花と陽が当たる場所に狙いをつけたが…。やはりこの花の撮影も難しい。


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宇佐八幡宮



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杉の下に大きなキノコがあった。名は知らない。




23日、芸北・亀山神社の秋祭り乙九日炎の祭典。今年は大松明の練り回しは境内ではなく特
設広場。練り回しは撮影しないで見ていた。


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武者行列







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御神幸




# by konno_noboru | 2017-09-27 03:51 | Comments(5)

山に暮らせば

2017/09/21  午後11時、ちょっと試したい古いレンズがあるので鍵を開けて外に出る。星が見えない。防犯灯がにじんで見えるのは霧のせいだ。明日は掛頭山は雲海が見えるかも。
 2日前、大規模農道を走って市内に行く途中、旧町名で言えば芸北町と豊平町境の石見路トンネルは濃い霧。ゆっくり走りトンネルを出て車を止めた。旧豊平町琴谷が霧の下にあった。たっぷり時間があれば龍頭山に車を走らせるのだがその余裕はない。簡単に撮影して山道を下る。市内での写真講座を終えて芸北に戻る。
 
 きょうは少し気分的にも余裕が出来たし、白いカラスがいると言う情報も気になるし、彼岸花の咲き具合も気になった。車に乗せてもらい芸北・高野の彼岸花を見る。ほとんど蕾で稲刈りも終わっていない。週末が稲刈りかもしれない。白いカラスはサイオトスキー場の近くにいるらしいのだが、すぐに見つかるものではない。時計を見ると午後5時。歩いて帰る、と言って下車。2時間も歩けば帰れるはず。いつも歩くコースとは違って面白い。長沢のしだれ桜を遠目に見て国道186に出る。トラックも乗用車も高速で走る。歩道がないところが多い。車の風圧と音がちょっと怖い。
 国道を離れていつもの道の戻った時、空があかね色に染まった。道路沿いにバラが咲いているのは知っていた。走った。間に合った。


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トンネルを抜けると広い駐車場がある。時間的にもう少し早ければもっと濃い霧だったかもしれない。写真には写っていないが左に龍頭山がある。

                              
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散歩の途中であかね色の空になった。手前に何かを写し込みたいと思い農家の家の前にあったバラを入れた。左に光っているのは滝山川だが、予想通り川とは見えず道路と思われそう。

                                    

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「まだ咲いとらんよ」と言われた。それでも道路脇にある花を選んだ。曇り空で西向きだったのでストロボを発光した。




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キツリフネ。いつもとは違う道を歩いていて見つけた。たくさん咲いていたのは農家の裏手、川に近いところだった。薄暗い感じだったのでこれもストロボを発光した。


# by konno_noboru | 2017-09-22 00:50 | Comments(1)

山に暮らせば

2017/09/16  夜には玄関の鍵はかけなさいよ、と家人に電話で忠告される。市内に出る時以外は夜でも鍵はかけなかったが、施錠しなければならない状況になった。
 8月の終わりころからコンポスター(堆肥を作る容器)の蓋が飛んでいたのでクマが近くに来ていることは解っていた。今月初め、近くの民家の裏山に仕掛けたクマ捕獲用の檻に2頭入ったという情報も得ていたが、コンポスターの蓋が飛んだ日とずれがあるような気がしていた。
 10日前、夕食用の秋刀魚を焼いていたとき、玄関灯がついた。来客かと思いのぞいたら、ガラス扉に寄りかかるようにクマが立ち上がった。玄関灯に照らされているので胸の白い月の輪が見えた。子グマではない。クマが手を掛けたまま横に動けば戸は開く。カメラ! と思ったがその夜に限ってカメラは翌日の撮影のためにすべて車の中。2階に上がりサーチライトでクマを見る。車のバックミラーを持つように立ち上がり、こちらを見た。そしてゆっくりとサーチライトの中から消えた。以後、2回現れたが、ここ1週間侵入の形跡はない。台風が来るので野外に設置していたクマ撮影用の機材を撤収した。当然、今夜も鍵は掛けた。

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撮影日は8日夜。明るく見えるが防犯灯とストロボ3灯での明るさ。この日の後、もう一度カメラの前に出てきたが、身体の半分しか写っていなかった。シャッターが切れるタイミングが遅かったのだ。無人カメラなのでこちらの意図は入らない。シャッターはクマが切っているようなもの。タイミングが合わないことが多い。



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  雨の日のブナ林。現役時代から霧の苅尾(臥龍山)に登った。青みがかった霧の中に吸い込まれ畏怖の念を抱いた。それは一人で山に入った時にだけ感じる自衛のための研ぎ澄まされた感覚、そこから「山の神」とか「精霊」といった言葉が身体の中を駆け巡る。苅尾(臥龍山)は自分にとっては「精霊の山」。かけがえのない山だ。



 メタボ解消のため週3~4回1時間半ほどコンデジを持って歩く。コースで撮る花の数も結構ある。塾もあったので八幡界隈も2度歩いた。紅蕎麦が人気で観光バスもやってくる。カメラマンも多い。



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アケボノソウ


 
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トリカブト

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    トリカブト


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オオバショウマ



# by konno_noboru | 2017-09-17 02:51 | Comments(4)

山に暮らせば

2017/09/05   散歩コースにあるシラヒゲソウの花の数もさらに増えた。萩は咲き誇って満開。稲も黄色く色づき、刈り取りも始まった。芸北の短い秋。きょう、久しぶりに苅尾(臥龍山)山麓を歩いた。霧が出て山は見えなかったが、風は柔らかく汗も出ない。広い丘に咲くマツムシソウが風に揺れる。知人宅近くの湿原に行ったが夏の名残のサギソウが数本咲き、サワギキョウももう終わりの時期が近かった。
 夏の暑さから涼しさが心地良いと思う間もなく夜具を冬用に変えた。10日に一度、冷えたなと思う夜がくれば次は1週間に一度、そして次第に間隔が狭まり秋は通り過ぎていく。

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苅尾(臥龍山)山麓。小高い丘。マツムシソウが風に揺れる。山は雲がかかって見えない。



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八幡・大歳神社界隈。稲も実った。間もなく稲刈りだ。



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少なくなったハデ干し。天日で乾かせばおいしい米になる。



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シラヒゲソウ。開いた花の数も増えた。何度見てもこの花の造形美に驚かされる。

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マルバノホロシ。真っ赤な実もあったからもう終盤かも。


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アケボノソウ。気の早いのが一輪だけ咲いていた。他は当分咲きそうもない小さな蕾だ。



 11月18日から9日間、千代田のギャラリー「森」で個展を開くことになった。2011年に芸北生活10年記念写真展「山に暮らせば」を開催した。その続編15年記念写真展パートⅡである。
 安芸高田のギャラリー「四季の里」で15年展を開きましょうとお誘いをもらったがお断りした。芸北写真塾写真展も2004年から年1回「森」で開催させてもらっている。他所に変わることはあり得ない。「森」に固執する理由を塾の人たちからも聞かれることがある。それぞれの作品・作家を大切にしてくれるということもあるが、最大の理由を明解にしてもらった一文がある。これにつきると思っている。

 shimazukuさんのブログ「半農半× -へそ曲がり残日録」の2015年4月20日に記された「和紙を使った写真展」から引用させてもらった。
 ギャラリー「森」は、地元の石井誠治さんの発想で30年ほど前に開設された。彼が企画し、展示し、照明を担当する。実にユニークなギャラリーである。

 「森」がオープンして間もないころ、報道部の記者だったshimazukuさんに石井誠治さんを紹介してもらった。そして現役の報道カメラマンだった時に個展を開かせてもらっている。「森」で開く3回目の個展、これが最後。写真を選んでいるが10年展をしているので、それ以降の作品となるとちょっと厳しい。どう展開するか頭が痛い。


# by konno_noboru | 2017-09-06 02:08 | Comments(2)

山に暮らせば

2017/08/30 【その2】 平位剛先生のことをブログに上げてすっきりしようと書いたが、アップするのに逡巡した。書いている間に先生が著された2冊の本を見たりしながらだったので時間が過ぎ、眠れなくなった。 いつも通りで良いと思い直し、超深夜、きょう撮った写真を見る。
 
 きょう、久しぶりに近くを1時間半かけて歩く。ポケットに入るコンデジ1つ。
 念入りに見るのは花よりも田圃。少し前になるが我が家の前、部屋から10mのところにクマが侵入し、稲を食べた跡があった。クマを目撃していないのだが、田圃に作ったクマ棚のように稲を倒しているのはイノシシとは違う。決定的な状況証拠は足跡がいくつもついていたこと。塾の仲間も来るのでまたクマが出たと言えば何となく不安に思うだろう。裏山に入っても「ここはクマは来ないでしょ」と聞く。
 今朝、気になったのは電柵や鉄柵できっちり防御されている内側にあるコンポスター(堆肥を作る容器)の蓋が飛んでいたこと。クマは近くにいるらしいのだが、姿は見ない。夜に侵入するのだろうか。
 どこの田圃も侵入された形跡はない。捕獲の檻にも入らない。近くにある栗の木の実が次第に大きくなった。稲刈りが終わるまでクマもイノシシも出没しないことを望むだけ。

 花もしっかり見ておかなければならない。シラヒゲソウは我が家近くで咲いている。ツルリンドウもある。キツリフネは咲き始めたばかり。背が高くなったトリカブトはまだ小さい蕾。風が柔らかく涼しくなったがきょうは暑かった。
 汗をかいたのでシャワーを浴びていると呼び鈴が鳴る。ちょっと待ってと大声を出しても鳴り続ける。大急ぎで玄関に出る。車は島根ナンバー。年齢は私より上、80歳を越えているかどうか。
 「浜田へ行こう思うたが、道に迷った。車があるので誰かおるじゃろう思うて寄った」
 「どこから来たん?」
 「益田」
 「益田なら9号線を走ればすぐのはず」。会話もこの辺りからかみ合わない。
 国道186号線が県境の波佐で7月豪雨のため道路が崩れて通行止めなのだ。迂回路の案内表示が確かに解りにくい。迷うだろうなと思う。何とか解ってもらえたようだ。汗が噴き出した。再びシャワー。



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クマは右の方から侵入した。ほぼ円形に稲が倒れる

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きれいに折りたたんで倒し、座って稲を食べる


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田圃に残ったクマの足痕。サイズから想像するとあまり大きくはなさそうだ




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         家から近いところにもあるシラヒゲソウ。花のサイズがまだ小さい。


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ツルリンドウ

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 サワギキョウ




# by konno_noboru | 2017-08-31 02:55 | Comments(1)

山に暮らせば

2017/08/30  【その1】夏の終わりに悲しい出来事が2つ。20年近くお世話になった平位剛先生が亡くなられたこと。平位先生の死は認めたくないといった気持ちだった。
もう1つは日本山岳会広島支部の3人が北海道・幌尻岳で亡くなるという事故。
 日本山岳会広島支部が出来たのは1998年、初代支部長が平位剛先生。平位先生は1969年広島大学医学部山岳会のアフガニスタン・西部カラコルム学術調査隊長。調査隊の中に現在の支部長・八幡浩先生もおられた。幌尻岳事故のニュースの中で苦渋の会見をしていたのが八幡先生だった。

 もう1つはワハーン回廊(アフガニスタンの東北部、北にタジキスタン、東に中国、南にパキスタン、インドに囲まれた盲腸のような形をした地域)紀行と写真集(ブログ2015年3月15日を参照ください)と2冊の本を出された平位剛先生の訃報だった。
 
 先生に個人的にお会いしたのは山岳会広島支部の立ち上げの翌年、1999年夏。職場だった中国新聞写真部に訪ねてこられた。先生は1999年から2011年の夏、ワハーン回廊へ計8回単独行されたが、帰国後のフィルムや画像データ処理はすべて任せてもらった。
 2000年夏、ワハーン回廊に行かれる前だったので撮影機材点検だった。そのとき言った「撮影された写真は見せてください」と言った一言が後の15年を可愛がってもえた原点だった。

 2000年夏の帰国後、現像の上がったポジフィルムを見て驚いた。ワハーン回廊とはアフガニスタンの東北部、北にタジキスタン、東に中国、南にパキスタン、インドに囲まれた盲腸のような形をした地域で全域を歩いたのは日本人では平位先生以外には知らない。入域するにはパキスタン→アフガニスタンから入るのだが、それさえ難しいのだ。
 私もたまたまパキスタン→アフガニスタンを取材した経験があったので厳しい自然の中で暮らす人々の生き生きした姿を撮影することの難しさは知っていた。
 「良い写真です。写真展をやりましょう」と先生に話し当時、八丁堀にあったINAX(イナックス)のギャラリーに話を持ち込み、突然の飛び込みなのに信じられないほどの対応をしてもらい1ヶ月間写真展を開かせてもらった。
 そして2003年に「禁断のアフガニスタン・パミール紀行」、2015年に写真集「ワハーン回廊」を出版へ続いた。
 先生は2冊目の写真集の色校正が出版社から届いた2015年2月7日の前日に倒れられて、お気に入りだった少女グルちゃんの表紙の完成本を手にすることなく今月24日、亡くなられた。

 1冊の本に作るのに5年以上費やしたのですから完成したらバンザイしましょう、との約束は果たせなかったですが
 先生ありがとうございました。ご冥福を祈ります。

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ワーハンでの取材で必ず被っておられた白い帽子。旧海軍艦内帽でしょうか。写真を見るたびに手放されなかった理由をさまざま想像します。



# by konno_noboru | 2017-08-31 02:31 | Comments(1)

山に暮らせば

2017/08/23  きょうは山で転倒した名残で右脇腹辺りが痛いので静かに高校野球の優勝戦をTV観戦。広陵は残念だった。  

  昨日、火曜会のメンバーと立烏帽子山を目指した。寄り道もしたが昼前に熊野神社に到着。昼食は立烏帽子山の避難小屋(東屋)で取ることにしているので、神社から竜王山に登るルートにある那智の滝まで行くことにした。小降りだった雨が時々激しく降り、雷が真上で鳴る。雨合羽はカープの試合を見に行った時に買った真っ赤なポンチョ。これが軽くて目立つし、優れものだ。二宮、三の宮で空模様を眺めながら休んで登り800m先の滝へ向かう。那智の滝は川幅が狭く水量が多いとは言えないが、落差はかなりのもの。写真を撮り始めると強烈な雨が降り出した。葉を叩く雨の音と赤いポンチョに叩きつける雨の音が滝の音を消すほどだ。急いで下山。
 登山道は雨で滑る。案の定途中で転倒。うーんと言ったたまま立ち上がれない。仲間が1台のカメラを持ってくれたが、もう1台は尻餅をついて転んだ時に背中の下だった。カメラで背中を強打して息が出来なかった。肋骨より下だったので骨に異常はなさそう。ゆっくり下山。泥にまみれたカメラを山水できれいに拭いて立烏帽子山へ。残念ながら雷と霧で視界がきかないので池の段まで足を伸ばすことは断念した。

 帰途、ヒゴタイのある慶雲寺へ寄る。南を望めばかんな残丘が点在する。絶滅危惧種のヒゴタイを守る会会長は藤原群三さん。藤原さんは私が尊敬する比婆科学の中村慎吾先生の同級生。中村先生は最初にヒゴタイを教えてくださった植物学の権威。かんな残丘のことを教えてくれたのは同じ時期に新聞記者でたたら製鉄をライフワークの1つにするブログ半農半×-へそ曲がり残日録の shimazukuさん。慶雲寺の前に立ち30年近く毎年1月にお会いする中村先生、shimazukuさんとの因縁を感じた。


                                       

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庄原市西城町熊野の熊野神社から竜王山に登る途中にある那智の滝




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那智の滝の滝口から中段にかけての部分




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陽が差して明るかったのに大粒の雨が降り出して木々の葉を叩く。シャッタースピードを緩めると風で揺れる葉が止まらずぶれるのでシャッターを早めに切ったがやはり解りづらかった。白いゴマのようなものが雨粒




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登山道脇の大きなぶなの幹に雨は筋になって流れ落ちる。



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慶雲寺の前から眺める。かんな残丘がいくつか見える。



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ヒゴタイは今までたくさん撮ってきたが花1つをしっかり見なかったので最接近した。とてもきれいだった。


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花を一つにすべきかたくさんあった方が良いのか-。




# by konno_noboru | 2017-08-23 17:47 | Comments(6)