山に暮らせば

2009.10.04  夜になって冷え込んできた。室温は15℃。ぼつぼつストーブの用意かな。それにしても急激に冷えてきた感じがする。10月だから不思議ではないが、皮膚感覚からすれば、ストーブがいる温度。冬から次第に暖かくなってくるときの15℃と寒さに向かうときの15℃は違う。春の15℃は暖かく、秋の15℃は寒いと思う。

 きのう紫千振を見に行った。早いかなと思ったが良く咲いていた。登山道で出会う人のほとんどが中高年のご夫婦。そして「紫千振が咲いていましたよ」と声をかけてくださる。思い思いに花に会いに来たのだ。山に咲く花が華美でなく密やかに咲いているのを見るのが好きなのだ。紫千振と千振、山ラッキョウ、竜胆(リンドウ)、梅鉢草が咲いていた。花を見てみんな笑顔で山を下りていく。
 風が少し冷たい。雲も秋色。遠くの山の緑に少し変化が起きている。間もなく紅葉が始まる。

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紫千振。山頂近くの登山道脇の草むらで咲いていた。

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千振。登り始めて間もなく登山道沿いで目につく。今年はたくさん花をつけていた

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竜胆(リンドウ)。葉に虫食いの後があるのが気になったが、光線状態も良く良い花だったのでアップすることにした

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葉場山火口(ハバヤマボクチ)は枯れてススキの中で揺れていた

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見上げれば秋。太陽が西に傾くころ少しずつ秋の雲がやって来た

by konno_noboru | 2009-10-05 00:21 | Comments(2)

Commented by ocarina21 at 2009-10-05 23:02 x
紫千振・千振・竜胆・ススキ・・・素適なお花ばかりですね。そして、仕上げに秋の雲~♪ ほんとうに、山はもうすっかり秋ですね。あの山かな、この山かなと思いを馳せながら見せていただきました。心惹かれる美しい紫の花たちに会いに行きたいなと思います。紅葉もまもなくと思うと、とっても楽しみですが、あまりにも月日の流れが速くて、寂しくなりそうです。
Commented by 黄旗組 at 2009-10-09 20:29 x
この前の日曜日に深入山へ登ってきました。
登るつもりで行ったのではないのですが、あまりの天気の良さに、「そろそろムラサキセンブリも咲いたかな?」と、急遽登りました。
ムラサキセンブリもリンドウも、そこそこ咲いていて良かったです。空は雲ひとつ無い快晴で、遥か大山や三瓶山も霞んではいましたが遠望できました。昨年は、南登山口にはウメバチソウの群落がありましたが、今年は踏み荒らした跡ばかりが目立ち、花は非常に少なかったのが残念でした。さて、明日は聖湖キャンプ場に行き、テント設営の後、雲月山を散策し、11日は4時起きで、雲海を写しに掛頭に登るつもりです。天気が良ければいいのですが。