山に暮らせば

2009.10.14 その3 昨夜、ツキヨタケを撮りに行った。昼間に芸北写真くらぶの今村守君が場所は確認してくれている。観光協会芸北支部の杉本洋子さんと3人で午後8時に臥龍山に。確か3年前、同じメンバーで撮影に行ったが、満月で散々だった記憶がある。3人にとってはリベンジ。3カ所にキノコがあったが、若いキノコが良いと言うことで真っ暗なブナ林に入る。
 目が慣れてくるとぼーっと白くキノコが見える。撮影開始。3人とも無口。それぞれ数を数えながら露出時間を決めているので、ものが言えない。懐中電灯をつけるのも3人同時。1人でも懐中電灯をつければ、撮影の障害になる。真っ暗な森でただじーっとしている。
  不気味な獣の鳴き声がする。一人ならドングリの実が落ちる音でさえびくっとするのだが、3人なのでクマが来ることもなかろう。遠くで太鼓の音がする。「17日が八幡のお祭りなので神楽の稽古中です」と杉本さんが教えてくれる。吐く息が白く見える。気温は5℃。今夜の月の出は午前零時ごろ。見上げる空は満天の星。

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ブナ林で青白く光るツキヨタケ。人間の目で見て青白く見えるほどの明るさはない。長時間露光で見える世界でもある。後方の木の間には星が見える

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アップにしてみる。若いキノコの方が良く光るという

by konno_noboru | 2009-10-15 00:31 | Comments(1)

Commented by ocarina21 at 2009-10-18 22:39 x
ツキヨタケ、昼間見るのは苦手ですが、夜、青白く光るのは、とても綺麗ですね。長時間露光とあるので、とても微かな光り方なのかな、夜光塗料よりもっと・・・等と夢の無い想像をしています。星空の下、遠くからの太鼓の聞こえる中、気の合う仲間と撮影されるのは、大変だけれど楽しいでしょうね。「山に暮らせば」の醍醐味ですね~♪と羨ましがっています。