山に暮らせば
2012.07.22 昨夜、三次市の市民納涼花火まつりに行った。撮影ポイントはランドマークになる紅い巴橋が見える場所。花火は江の川と馬洗川のほぼ合流点の江の川右岸の河川敷から上がる。
ヒューヒューと笛を鳴らすような発射音。ロケット打ち上げ時に出る尾を引くような炎をともなって煙火が上がり、空気を揺るがす大音響と共に真上で炸裂する大花火。身体に空気の振動が伝わる臨場感である。
撮影ポイントは江の川縁。見物客が川へ落下しないようにカラーコーンが並べられてある所から少し離れた場所に三脚を立てた。背後の人には迷惑にならない位置である。花火の打ち上げが始まる前、係員が2度来た。最初、三脚をセットしたところから下がってほしいと言った。理由は分からなかったが「大丈夫、川には落ちません」がこちらの反応。2度目に係員が来た。川縁から下がったにもかかわらず、さらに下がってほしいという。
川への落下を心配しての配慮と思っていたが理由は「火薬類取締法施行規則」である。「煙火消費における保安距離の基準」というのがあって、今回は200m離れなければならないという。われわれがいた場所が保安距離内で危険ということだ。昨年まではそんなことはなかったし、規制のロープもカラーコーンもなかった。謎はすぐに解けた。大玉を打ち上げる場所が今までより西側(左岸側)に移動し、われわれに近づいたため、少しだけ保安距離内に入ったということらしい。「煙火消費における保安距離の基準」というのは各県で内容が違うということも知った。
最近は花火を上げるのもコンピューター制御で昔のようにパラパラ上がるものではない。また、短時間に一気に上がる。花火がとても進化してきれいになった。近くで撮る時は明るいので露出オーバーになることが圧倒的に多い。花火は今まで多重露光で撮ってきたが今回は花火までの距離が近いので、長時間露光で多重なしでも撮った。
絞りF10.0 露光時間3秒
絞りF11 露光時間3秒
by konno_noboru | 2012-07-22 21:24 | Comments(3)
渓流のことを調べてたどり着きました。これからも拝読させて頂きます^^