山に暮らせば

2014/02/28  24日に写真塾の仲間と吉舎、総領、上下町と歩いた。吉舎町の灰塚ダムそばに咲くユキワリイチゲ、総領町はセツブンソウが自生する公開地、上下町は雛人形。この時期のお決まりコース。
 昼食は総領町稲草のお蕎麦屋さん。ちょっと混雑。8人が30分待つことにした。屋号は「五稜庵」。たまたま双子の孫が北海道・函館の五稜郭近くにいるので五稜郭にゆかりがありそうと思って聞いた。「主人が五稜郭近くの出身です」と呉市出身の奥さんが応えた。カウンター脇に山野草図鑑があった。少し傷んでいる。奥さんは山野草が好きで、いまクマガイソウを育てていると言って写真を見せてくれた。
 25日もセツブンソウの撮影を予定していたが、目を覚ましたとき右目で見えるものがおかしかった。撮影行は中止。眼科に直行。水晶体に注射。

 26、27日と自重。28日、今シーズンは完敗に終わった貂(テン)の撮影機材を撤収。スノーシューをつけて作業するほど雪が残る。汗ばむ暖かさに誘われてユキワリイチゲを見に行く。吉舎町の花は白いがこちらは紫がきれいだ。やはり暖かいところの方が早く咲く。ホソバコバイモも咲いていた。
 
 本当にもう春なのだろうか。しばれるほどの冷え込みも少なく聖湖も仙水湖も結氷することがなかった。滝山川の水量も雪解け水を集めて増えた。谷急ぎ(マンサク)も蕾がふくらみ黄色くなり始めた。
 
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ユキワリイチゲ。造花よりもさらに造花っぽい不思議な魅力。紫色なのだが少し青い紫。色でいえば紫紺色か。センバツ高校野球の優勝旗の色だ。

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春になれば膝をついて撮ることが増える。写真家・埴沙萠さんは小さな花を撮るには膝が紫になると言う。負けないように寝転んで撮ることにしよう。

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ホソバコバイモ。探してやっと見つけた二輪。春なんだ。

by konno_noboru | 2014-02-28 22:03 | Comments(1)

Commented by asahigaoka32427 at 2014-02-28 22:55
ユキワリイチゲ、心が洗われるような写真ですね。眼の具合はいかがですか。「少し頑張り過ぎられたのでは」と安じています。ご無理をされぬようにして下さい。来週は「寒の戻り」があり、真冬の寒さになるそうです暖かくしてお過ごし下さい。総領町の「御陵庵」やはりご存知だったのですね。昨年セツブンソウを撮影に行った帰りに見つけました。この時期はいつも混み合っているようです。