山に暮らせば

2016/11/04   
昨日、尾道造船で行われた8万㌧級タンカーの進水式の見学に出かけた。写真塾の仲間と年1回1泊2日の修学旅行に行くのだが、進水式が見たくて今年は日帰りのバスツアー。進水式は午後からなので午前中に仏通寺散策。紅葉にはやはり早過ぎた。べっちゃー祭りで賑わう尾道市街で昼食後造船所へ。一般入場開始が正午、我々が入ったのは13時過ぎ。同造船所のHPには「船台から海面に滑り下ろす進水を行っております。目の前にそびえる巨大な船が、轟音と共に海面に下りていく光景はとても迫力があり感動的です。」とある。見学場所は船首の東側と船尾の西側の2カ所で西側を撮影地に選ぶ。見学者が多く人垣で海が見えない。脚立は持参していない。頭越しに撮るしかない。レンズは魚眼に変える。
 船尾にいるので式典は見えない。式場では支綱が切られ、連動して酒が船体に叩きつけられると同時にくす玉が割れ進水する-という段取りで進行している。
 午後13時40分、花火の炸裂音が進水を知らせる。静かに待っていた見学者が一斉にスマホで撮影開始。どーっと音がして赤い壁が目の前を走る。船首が見えた。フーッと息を吐き出すようにすべてが終わった。
 帰りに千光寺に寄り、夕食は尾道国際ホテルでちょっと贅沢な食事。満足。

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魚眼レンズ使用。会場全景を狙う。確認できなかったがネットで調べた船体は長さが212.50m、幅38m、深さ19.50m。

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赤い壁が迫ってきた。見学者が一斉にスマホを高く掲げた。ただレンズを上に向けて撮るしかない。入っていれば幸運。

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巨体が海に浮かんだ。でっかいなと思った。

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全員カメラマン。スマホの画像がきれいになったのでデジカメの人が少なかった。

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仏通寺。紅葉は今のところあまり進んでいなかった。茶店の緋毛せんが鮮やか。

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仏通寺入り口。川の上のモミジが少し色づいていた。

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探し当てたモミジ。今のところこの小さな木が一番見事だった。

by konno_noboru | 2016-11-04 19:33 | Comments(2)

Commented by 井上雅行 at 2016-11-04 22:19 x
こんばんは
進水式のショットはさすがに元新聞記者の視線で撮られた写真ですね。進水式の記事が一本書けますね。
紅葉にはまだ少し気温が高いようです、筒賀の大銀杏もまだ少し時間がかかりそうです。
佛通寺の茶店は紅葉の季節には座れないくらい人でいっぱいですがそうなるのはこれからですね。
銀杏も紅葉も見頃のタイミングを外さないようにしなくてはいけませんね。
Commented by konno_noboru at 2016-11-08 01:00
井上さん 進水式が見たかったのはずいぶん昔に見たチャップリンの映画、たしか「モダン・タイムス」だったと思うのですが、クサビを探して歩くチャップリンが船台の下でクサビを見つけ、引っこ抜くシーンがあったのです。造船中の船が滑るように進水するシーンがあったのです。何故かずーっと記憶にあるシーンです。次回は前から撮れる位置で撮ろうと思っています。