山に暮らせば
2017/09/16 夜には玄関の鍵はかけなさいよ、と家人に電話で忠告される。市内に出る時以外は夜でも鍵はかけなかったが、施錠しなければならない状況になった。
8月の終わりころからコンポスター(堆肥を作る容器)の蓋が飛んでいたのでクマが近くに来ていることは解っていた。今月初め、近くの民家の裏山に仕掛けたクマ捕獲用の檻に2頭入ったという情報も得ていたが、コンポスターの蓋が飛んだ日とずれがあるような気がしていた。
10日前、夕食用の秋刀魚を焼いていたとき、玄関灯がついた。来客かと思いのぞいたら、ガラス扉に寄りかかるようにクマが立ち上がった。玄関灯に照らされているので胸の白い月の輪が見えた。子グマではない。クマが手を掛けたまま横に動けば戸は開く。カメラ! と思ったがその夜に限ってカメラは翌日の撮影のためにすべて車の中。2階に上がりサーチライトでクマを見る。車のバックミラーを持つように立ち上がり、こちらを見た。そしてゆっくりとサーチライトの中から消えた。以後、2回現れたが、ここ1週間侵入の形跡はない。台風が来るので野外に設置していたクマ撮影用の機材を撤収した。当然、今夜も鍵は掛けた。
雨の日のブナ林。現役時代から霧の苅尾(臥龍山)に登った。青みがかった霧の中に吸い込まれ畏怖の念を抱いた。それは一人で山に入った時にだけ感じる自衛のための研ぎ澄まされた感覚、そこから「山の神」とか「精霊」といった言葉が身体の中を駆け巡る。苅尾(臥龍山)は自分にとっては「精霊の山」。かけがえのない山だ。
メタボ解消のため週3~4回1時間半ほどコンデジを持って歩く。コースで撮る花の数も結構ある。塾もあったので八幡界隈も2度歩いた。紅蕎麦が人気で観光バスもやってくる。カメラマンも多い。
アケボノソウ
トリカブト
トリカブト
オオバショウマ
by konno_noboru | 2017-09-17 02:51 | Comments(4)
クマと台風18号対策は厳重に。
お伺いした時に熊の事についてお話しされていましたが、秋刀魚を焼く匂いにつられての招かざる客、家に入ってこなくて良かったですね。奥様の言われる通り玄関は施錠された方が良いみたいです。Jアラートならぬ熊アラートを設置する必要がありますね。
八幡は秋の山野草で賑わっているようですね。撮りに行こうとしていた矢先、車が当て逃げをされ、ドアが凹み修理工場に入ってしまいまだ行けていません。車が返って来たと思ったら次は台風です。このところうまくいかない事ばかり。滅入っています。もやもやとした気持ちを整理して秋の山野草に会いに行こうと思っています