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山に暮らせば

2008.02.25 きょうは気温も上がり、穏やかな1日になった。
朝、刈尾山(臥龍山)の山頂一帯には樹氷が見えた。青空が広がり、めったにないチャンスである。写真塾の撮影日だったので、仲間10人とともに樹氷の写真を撮りに行くことにした。
 午前10時、スノーシューやカンジキを着けて登山道から登り始める。ルートは数日前に登っ
た人たちの足跡がはっきりしているので、なぞるようにのぼればいいのだが、一昨日、昨日に新たに降った雪で足跡が消えているところもある。登り慣れた道なので、迷うことはないが、新雪でスノーシューが沈む。沈んだ足を持ち上げるので重い。歳だなあと思う。息が乱れる。
 撮影しながら登るので時間がかかる。8合目の雪霊水に到着したのが1時。3時間もかかった。気温が上がり、樹氷がパラパラと落ちる。食事の予定を延ばして山頂へ。けっこうきつい。足跡も雪に覆われみえないので、新雪の中を進む。
 山頂に到着。10人が思い思いの場所で食事をし撮影する。下山したのが午後3時半だった。

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8合目から山頂にかけての樹氷。

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ブナに着いた樹氷がパラパラ音を立てて落ちていく。

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8合目から山頂まではけっこうきつい。息を乱して登る。後方は八幡地区

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山頂の岩。岩の埋もれ具合から積雪は2mくらいだろう。

by konno_noboru | 2008-02-25 22:20 | Comments(4)

山に暮らせば

2008.02.24  今朝、部屋の気温は零度。台所に置いていた洗い器に薄氷が張っていた。部屋の中だが凍結するかも知れないとストーブを遅くまで燃やしていたが、冷え込みは予想を超えた。
 午後1時、吹雪。積雪は107㌢。八幡らしい地吹雪が襲ってくる。
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きょうは終日、雪。気温は-5度。軽い雪は風に乗って雪面を走る。
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わが家の前の道路。除雪された雪は氷の塊になっている。

 昨日も地吹雪だった。食料の買い出しに出たが、急に海を見たいと思った。白波をたて荒れ狂う灰色の海と赤みを帯びた空を見るには良いかも知れない。
国道191号線で益田市へ出て9号線で浜田市へ、さらに186号線で八幡に帰るルートを設定した。
 日本海は予想通り大しけだった。白波がうなりを上げて押し寄せる。粒雪が叩きつるように降る。顔に当たり強烈な痛さ。風で身体が揺れる。カメラに波の飛沫とともに雪が吹き付ける。小さなカメラではこの自然のパワーに太刀打ちできない。かといって立ち去りがたい景観なのだ。
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打ち寄せる波は飛沫を伴っていた。粒雪と飛沫でカメラが濡れる。

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岩の上でじっとしていた海鵜。カモメも風を受け空中に静止しているように見える。

 帰りに三隅の梅林記念公園に寄る。雪が降りしきる。梅は斜面の上部が良く咲いているが、中間より下の梅は堅い蕾。
 公園に運動靴で入ったが、不思議な感覚がした。八幡では歩くのはいつも雪の上。土も見えないし、草も見えない。まして土を踏む感触は冬季ではほとんどない。土のやわらかな感触がたまらなく心地良い。フキノトウもあった。季節は冬と春のせめぎ合い。八幡の遅い春を改めて思う。

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紅梅はほぼ満開だが、白梅はまだほとんど蕾だ。

by konno_noboru | 2008-02-24 17:54 | Comments(6)

山に暮らせば

2002.02.21 きのう、中国新聞に行った。ダイヤモンドダストの話になり、掲載することになった。それが今朝の紙面である。
 新聞掲載より早く出してはいけないと思っているので、昨夜、ブログに載せなかった。


  午前7時23分、臥龍山と掛頭山のちょうど中間あたりから日が昇る。ダイヤモンドダストは逆光の中でなければ見えない。大歳神社裏、柴木川のたもとで日が上がるのを待った。赤みを帯びた太陽光の中でキラキラ光が見え始める。蚊柱がたったのではないかと錯覚しそうな見え方である。周囲の全ての音が消えた。太陽のスポット光線を受けて小さな踊り子たちが華やかな舞台で舞う姿に見える。じっと息を殺してみる。息を吹きかけても飛んで行ってしまいそうなほど小さい。
 いつも思う。八幡の冬は厳しい。厳しいからこそ生まれる美しさがたくさんある。芸北八幡は冬こそ美しいのだ。

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とにかく小さい。きれいだなあと思う以外ない。周囲に誰もいない。誰かに「見えたね」と声をかけたい気分。


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昨年、撮影に失敗していたのでリベンジだった。場所を変えて別のカットも撮りたいと思うのだが、動いている間に見えなくなるのが怖い。ただ、じっとしていた。太陽が雲間に入り、見えなくなった。

by konno_noboru | 2008-02-21 10:58 | Comments(4)

山に暮らせば

2008.02.20 一昨日は久しぶりに徹夜になった。道路に設置してある温度計は午前1時55分に-17度を表示し、そのあと車に着いている温度計は-19度になった。さらに冷えそうな気がした。
昨年、-20度を経験しているのでそれよりも冷え、私にとっての新記録の-21度になるのではと期待しながら深夜から午前5時までスノーシューを付けてうろうろした。月明かりで懐中電灯は不要。川岸の雪庇(せっぴ)になっている部分を踏み抜かなければ危険はない。大雪原にいるような感じで、うきうきし時間を忘れた。
いったん家に帰り、長い間凍結状態のブログを更新して再度、大雪原へ。ダイヤモンドダストに挑戦である。

今夜(20日)、午後11時30分、気温-10度。満月。月光が冷えた空気の中で青白く輝く。  はなまるさん ♪月がとっても青いから遠回りして帰ろ…といった世界ですよね。
 ファインダーをのぞいて景色が見えるほど明るい。木々が雪面に影を落とす光量である。柴木川に沿って少し歩く。霧が立ちこめてきたが木に霧氷は付いていない。-10度では着かないのだろうか。

 ※ダイヤモンドダストが見えましたが、次の更新時に載せます。

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午前7時23分。掛頭山と臥竜山のちょうど中間あたりから日が昇る。こんもりした大歳神社の木々に着いた霧氷が紅く染まる。

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近くの家の庭にある木も花が咲いたように霧氷に覆われる

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夜が明けて明るくなると周囲は真っ白い世界になる


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雪まくり。小さな雪玉がころころ回って出来るこれも自然の造形

by konno_noboru | 2008-02-21 02:03 | Comments(4)

山に暮らせば

2008.02.18  ストーブを焚いているのに何となく冷え込む。戸外の温度計を見ると-15度近い。寝ようと思っていたが、厳しい冷え込みが気になり始める。 明日の朝、早めに撮影に行けばいいと思ったが、何かあるかも知れないと横着を戒めるような気が頭をもたげる。防寒服を急いで着る。車の暖気運転が必要。-15度の世界だから暖気運転なしで車に乗ると動く冷凍庫といった気分。
 すでに午前1時を回っている。柴木川の水温が気温より高い。水蒸気が立ちこめ、霧氷の出来る時間なのだ。川沿いの木々が霜の衣をまとっていく。道路の雪が歩くたびにバリバリ音を立てて崩れる。肌の出ている顔だけが冷え込んで痛い。どの家ももう灯は消えて、外灯だけが見える。冴え冴えとした冷気の中たたずむ。満月に近い月でとても明るい。嬉しいのは風が吹かないこと。風上に向いては歩けないほどの強風が吹く場所で無風状態は極上のもてなし。今夜の八幡は何もかも優しい。 熱いコーヒーが飲みたい。
 明日の天気予報は冬型が緩むという。本当かなあ。ダイヤモンドダストを期待しているのに-。明るくなったら、また出てみよう。

 更新しなかったのは健康を害したことでもなく、雑用がいっぱい入ったことと、ずーと雪が降り続き写真を撮っても出来が良くなかったので見送ってきました。ボツにしました。ご心配をおかけしました。風邪はまだひこじっていますが撮影は続けていました。その間日本海に行ったり、浜田市、益田市なども歩いてきました。

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午前1時55分、気温は-17度。久しぶりに厳しい冷え込み。後方、空が紅いのはスキー場のライトの明かりだと思う

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満月に近いのでとても明るかった。夜の畑道を歩いても影が同行

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柴木川から立ち上る水蒸気が周囲の木々について霧氷が出来る。冷え込む深夜が霧氷誕生の時間

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臥竜山の見える雪の畑。雪上に残る足跡はキツネだろうか、テンだろうか

by konno_noboru | 2008-02-19 05:38 | Comments(4)

山に暮らせば

2008.02.04   恐羅漢山で7人行方不明のニュースが飛び込んできた。驚きとともに頭の中で様々な思いが交錯する。昨日から雪は降り続き、八幡でも積雪は1m。気温が低いので雪温も低く、サラサラで固まらないパウダースノー。雪上の足跡はすぐに埋まり消える。
恐羅漢山は西中国山地の盟主。吹き付ける北西の風は強烈。強風とガス(霧)ではヘリコプターも飛ばせない。恐羅漢山頂から旧羅漢山、さらに旧羅漢から焼杉山へのルート、水越峠、匹見の3本橡方面のルートが頭に浮かぶ。どのルートを行ったのだろうか。厳しい状況下で取材はどうするのか、やっぱり気になる。

 雪の恐羅漢山山頂にカンジキで登ったことがある。誰も歩いていない山頂の稜線、雪に覆われているブナ林の中は自由に歩けた。とても魅力的な世界で、一度体感するとまた行きたい衝動に駆られた。魅力的な世界だからこそ悪魔が身を潜めている。3度目に登ったとき、吹雪になった。恐怖を感じた。山では時に臆病になる方良いのだと、最近は臆病風を吹かせている。

はなまるさん、八幡はきょう積雪1mを超えました。 近くの喫茶店「工房・ぶなの里」も春までお休みで、雪に覆われて静かです。雪の中の工房もなかなか魅力的です。

 ※きょうは雪掘り。サラサラの雪で軽い。横殴りに降る雪の中での作業。気温はマイナス2度だが、けっこう汗をかく。まだ咳が出るが、雪が固まらない間に除雪した方が楽。1日がかりの作業だった。
 来週は「除雪隊」を募集しなければならないかも。

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雪掘りをしていると郵便が来た。郵便屋さんはお隣の坂井さん。雪は膝まである。ありがとう。

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わが家の前からかりお茶屋方向に除雪車が走ったのは夜明けごろ。4時間後には道路はまたまた雪で埋まった。工房・ぶなの里は雪の中。

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尾崎沼上の新川溜め池。ほぼ全面凍結。聖湖は凍結していない。

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テン。横顔はあまり可愛く見えないので、どうしても正面向きの愛くるしい顔になる。。

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屋根からどどーっと雪が落ちる。下にうずたかく貯まる雪の処理が大変。

by konno_noboru | 2008-02-05 02:37 | Comments(6)