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山に暮らせば

2008.10.29 きのうブナのあがりこの写真をアップするとき、1枚迷った。真っ直ぐに伸びた若々しいブナの木の写真を入れるかどうかだ。あがりこだけで良いのだと思うのだが、臥龍山には若いきれいなブナもある。真っ直ぐに天に向かう若いブナはとても美しい。若さというすばらしさに圧倒される。これからまだ100年、200年生きるであろう若木のてっぺんで黄色に色づいた葉が、高い空からひらひら舞って落ちてくる。若木が揃って樹冠を作って臥龍山の精になってほしいと願う。森には春先の勢いとは違った静けさがある。二日前、木枯らし一番かなという強い北風が吹いた。かさかさと葉が散っていく。今年も見事に咲いたエビネの上に葉が積もり、暖かい布団を掛けたようになり、雪から守る準備も出来た。山は1日1日小さな変化で動く。葉が落ちて裸木の季節になるが今まで見えなかったものが突然姿を現すこともある。だから山は楽しい。365日楽しいのだ。
 臥龍山が最も好きな山だが、麓の大歳神社も気に入っている。ブナの木のある社叢は贅沢すぎると思う。季節を失ったような色の杉や檜ではなく、ブナの葉は春の若竹色、夏には濃い緑となって緑陰を作り、初秋から老竹色、晩秋には黄色と季節ごとに変わる。いま黄色からワインレッドに変わる前。つかの間の色の変化を見逃さないようにしたい。


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真っ直ぐに天を目指すブナ。竹のように真っ直ぐなので本当に驚く

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大歳神社の社叢にはモミジとブナがある。芸北観光協会の杉本さんと張り合って撮る

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大歳神社の近くでアトリではないかと思う大群にあった。

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臥竜山。ブナの古木のそばで見事に色づいたカエデ

by konno_noboru | 2008-10-29 22:55 | Comments(3)

山に暮らせば

2008.10.28  一昨日から微熱が続く。咳は出ないので良いのだが、声まで出なくなっているのでもどかしい。電話でのやりとりは最悪、何度も聞き返される。
 1時間歩行は休んでいるが、写真塾があるので3日続きで臥龍山に行った。ブナの「あがりこ」がみたいと言う人もあって登山道から外れてブナ林に入る。本来真っ直ぐに伸びるはずのブナが根本から様々な形に変わっているものを「あがりこ」と呼ぶ。あがりこは積雪の多い冬季にブナを根元から切り倒すのではなく、雪の上に出ている枝の部分を薪などの用材として伐採し続けたため、1本のブナから多くの枝が出てきて形成されたと考えられる。中国山地ではたたら製鉄の炭として切られたものが多い。臥龍山ではやはり積雪の多い北西側の斜面に多くあるような気がする。広島・島根県境の大万木山にある大きなブナの形が一番良いと思っている。
 ブナ林の中は夏の植物が繁茂した時期とは違い、木々が赤や黄色に染まるこの時期から林の中をわりあい自由に歩ける。林床に咲いた様々な花の実や種を確認する楽しさがある。
紅葉も進んできた。

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臥竜山

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臥竜山

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臥竜山

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臥竜山

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臥竜山

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この木は大万木山山頂にある大ブナの木

by konno_noboru | 2008-10-28 23:01 | Comments(3)

山に暮らせば

2008.10.24  体調不良の件、いろいろご心配をいただき感謝します。親しい人の不幸にはショックを受けるし、ダメージもあります。症状が似ていたので、気になってました。若くはないので大事にしろと言うことでしょうから、そのつもりで頑張ります。

 1時間歩こうと決めて、近くの山に何度も足を運ぶ。身体が軽くなった。気のせいか足早に歩き始めている。季節に追いつけない気分を感じていたが、暖かくて、季節が足踏みをしている間に追いつき、追い越した。
 芸北の10月は早霜が下り、臥龍山山頂から秋が下りてくるはずなのだが、今年は少し様子が違う。心配することはあるまい。一気に歩を進めるに違いない。紅葉が始まり冬へ向かうある日、紅葉のピークが来る。「今がピークだ」という瞬間が必ずあると、昔、三段峡・黒渕荘の主人が熱っぽく話していた。
 臥龍山のブナもカエデも必ず紅葉のピークが来る。その時に出会えたら幸運。春は「山笑う」といい秋は「山装う」という。ブナ林の美しさはモミジほどの派手さはないが、華美に走らず、黄色からワインレッドへと穏やかに装う。目立たぬように、はしゃがぬように-(河島英五・時代遅れ)が良い。

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臥龍山のブナの黄葉も始まった。風に飛ばされた木の葉がブナの樹下を埋める

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大朝・ほとけばら遊園。モミジも次第に色づき華やかさが出てきた

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芸北・橋山の鎧滝。周囲は紅葉で良い色になるのだが、今年はまだ緑濃い。

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大朝・九門明のポプラ。近くにある西教寺のイチョウもまだ黄色にはならない。やはり11月中旬が見ごろか

by konno_noboru | 2008-10-25 01:04 | Comments(6)

山に暮らせば

2008.10.16   胃カメラでの検診後、1日1時間歩くことをノルマとした。雲月山も歩いた、深入山も歩いた。渓流を歩こうと橋山川へ。1昨日、アマゴ(渓流魚)の産卵が始まっているのに気づき、撮影に出かけた。たぶん20日過ぎから産卵かなと思っていたので、のんびりしていたらすでにピークが過ぎていた。11カ所の産卵床があったが、アマゴが着いていたのは2カ所。「着いていた」という言い方は解りづらいが、アマゴが川底に尾でくぼみを掘り、産卵場所とするので西中国山地一帯では「アマゴが堀に着いた」という言い方をする。
 川に撮影用のカメラをセットするには時期的に無理なので、岸から眺めることにした。婚姻色の出た雌が身体を反転させて尾で川底を叩くようにして掘る。雄は掘らない。他の雄が近寄ってくれば追い回すだけ。雌はとにかく掘り続ける。何度見ても雌のいじらしさと雄の身勝手さがおかしい。撮影してもいい絵にはならないので午後3時、諦めて雲月山に向かう。
 ススキと夕日が狙いだが、芳しくなかった。
 きょう、市内に帰るので橋山川でアマゴを見て、午後4時から深入山に登る。日没まで山頂で過ごす。午後5時36分、太陽が沈む。

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深入山山頂は雲一つなかった。5時を回るころから雲が出る。

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中腹にあるブナが少し色づいていた。夕日を浴びてさらに紅く染まった。

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山頂暮色。山もススキもすべてが紅くなり次第に色を失っていく

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橋山川のダイモンジソウ。今年は花が多かった。

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アマゴの産卵。わかりにくいが2匹が前後している。前の小さい方が雌

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産卵を終えたのか産卵床でじっとしていた

by konno_noboru | 2008-10-17 02:23 | Comments(6)

山に暮らせば

2008・10・11   胃の件、お気遣いありがとうございました。ほぼ単身赴任生活で食生活が良い状況でないので食事に気を配らなければならないなと反省しているところです。
 それとこのところパソコン向かっている時間が長すぎ、運動不足があったので、運動不足解消のために今まで以上に山に登ったり、歩き回らないといけないと思っています。

 きょうは三段峡へ。水梨林道から入り、葭ケ原(よしがはら)に車を止めて黒渕まで歩いた。片道1時間だが渓谷は紅葉にはまだ早いし、遊歩道に花があるとも思えないのだが、のんびり歩いた。それでも汗をかく早さで歩いたので、メタボに効果はあったかもしれない。一日に1時間は歩く計画だが、いつまで続くか。
 
 ダイモンジソウとジンジソウが見えた。
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黒渕。紅葉には少し早いが、船に乗る人も結構多かった。

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ダイモンジソウ(大文字草)
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ジンジソウ(人字草)

by konno_noboru | 2008-10-12 00:40 | Comments(5)

山に暮らせば

2008・10・10  8日、胃カメラ検診。その後久しぶりに映画を見る。8月ころから胃の調子がおかしいと感じていたが異常なし。9日、芸北へ帰る途中深入山へ。夕方、日が沈むまで山頂で過ごす。好きな花もあったし、ススキも次第に銀色になった。紅く染まるススキを狙ったが、思うようには染まらない。
 きょうは雲月山に行ってみた。夕方、市内に出なければならなかったので駆け足登山。この時期はやはり紫色の花が良い。初秋に咲くキキョウがあったし、リンドウもセンブリもヤマラッキョウも咲いていた。今月は大佐山、高岳、毛無山、阿佐山に登る予定。三段峡も、奥滝山峡も、奥匹見峡も歩きたいと思っている。先月に急逝された山の大先輩のことを思い出し、息苦しいほど張り詰めていた緊張感から解き放たれた。「紺ちゃん、一生懸命、火山(ひやま)に登ったぞ」というメールが最後だった。中国地方の分水嶺を調査したり、世界の屋根ヒマラヤを歩いた先輩の最後の登山が地元の山だった。とにかく歩こう。

※たまには写真のスタイルを変えるのも良いか。アップものが多いので今回は少し距離を置いて撮影したものといつものパターンだ。

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ダイモンジソウ。渓流沿いにたくさん咲いている。景色の中の一部として捉えたいが、小さい花は難しい。

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リンドウ。周囲に笹があったり、茅があったり、これも容易には撮れない。

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ムラサキセンブリ。

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センブリよりも高いところにあるし、少し背丈も高い。上品な紫色だ。

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今年はとても目に付く。濃い色から淡い色までさまざまだ。

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ヤマラッキョウ。たくさん目に付いた。じっくり見ればおもしろい、良い花だ。

by konno_noboru | 2008-10-11 00:05 | Comments(3)

山に暮らせば

2008.10.04   一昨日、芸北・八幡は気温6度です-というメールをもらった。冷え込みで雲海が見えたのではないかとちょっと残念な気がした。市内に帰っていたので仕方なし。
 昨年10月の記録を見ると、4日に八幡で初霜を記録している。掛頭山の雲海と霜で白くなった千町原と紅葉を絡めて撮影している。 
きょう、千町原を歩いたが汗ばむほど暖かかった。季節の進み具合が肌で感じられないが、季節が移っていくことを教えてくれるのは花。トリカブトがほぼ終わり、ウメバチソウが咲き、リンドウも濃い紫の花も姿を見せた。間もなく臥龍山山頂から紅葉が始まる。
 
 芸北の人が撮ったキバナアキギリ(黄花秋桐)の写真を見てあれっと思った。唇形の花に頬紅をさしたような赤い斑点がある。今まで芸北で見てきたキバナアキギリには斑点がなかった。撮影地に行って見ると、たくさんの花の中で1株だけ斑点があるものがあった。ミツバコトジソウなのだろうか。素人なのでキバナアキギリとミツバコトジソウの区別が付かない。植物誌には【漢字名】黄花秋桐 【別名】コトジソウ(琴柱草)とあったりする。???といったところだ。

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ウメバチソウとセンブリが並んで咲いていた。

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秋の山野草の中では主役かなと思わせるほど鮮やかな紫で咲く

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頬紅のような赤い斑点がある花。沼田町にある花はこれと同じ。

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赤い斑点がない花。芸北で見かけていた花はこちらだったのだが-

by konno_noboru | 2008-10-05 00:34 | Comments(4)