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山に暮らせば

2208.12.31     2008年が終わる。4月、芸北八幡を撤収。広島市内に戻る途中、まるで途中下車のように芸北写真塾の本拠を旧芸北町役場近くの川小田82に民家を借りて置く。移動があったにせよ芸北にいる時間を減らさないようにしたが、やはりずいぶん減った。2008年の一番大きな出来事だった。
 市内に戻れば1歳半の女の子と3歳になる双子の男の子「じいちゃん」になる。結構楽し時間だが、これも今のうちだけかも。
 
 29日に芸北から市内に戻った。きょう31日、八幡は雪が降っていると連絡があった。午後4時で積雪は36㌢。正月寒波で根雪になるはず。久しぶりに年末を市内でゆっくり過ごしているが、やはり雪の芸北が気になる。

 1年を振り返れば撮れなかったものや「しまった!」と思うこともたくさんあった。写真塾に来る人の中に、とても落ち着いてきれいな写真を撮る人がいる。写真を始めてそう長くはないと思うのだが、その人の影響を受けた。落ちついてきれいな仕上がりの写真を目指したが、今もって簡単に撮ってしまう身についた悪癖は直らない。来年こそ、だ。

 今年1年、ブログを見ていただき、ありがとうございました。感謝です。コメントをくださった方々、ありがとうございました。
 来年は野草のクローズアップものを多く撮りたいと思っています。茅葺き屋根の家と花と、風と雲と人々の暮らしをもう一度見直そうと考えています。


 ※芸北四季の彩り というカレンダーを芸北観光協会(http://www.geihoku.org/)が出しています。私も少しだけお手伝いしました。カレンダーのテーマは「芸北の花」です。1部1000円(送料200円は別途必要)です。芸北観光協会にメール か電話で注文されれば送ってくれます。

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薄暮の芸北国際スキー場。ナイター設備があり、夜はきれいだ。29日、広島市内に戻る前に城岩から撮る。このときはまだ雪は降っていなかったが、今はたっぷりの雪になったはず。

by konno_noboru | 2008-12-31 18:16 | Comments(5)

山に暮らせば

2008.12.22 体調を心配していただき感謝します。万全ではない
が寝込んでしまうほどでもないのです。ただ、身体に力が入らないの
でイライラします。写真塾があるので、仲間と一緒に出かけますが、
そのときは不思議に元気(?)です。きょうも雪の中を出かけました。

雪が降った。根雪になるほどの量が降るかどうか? 
千町原一帯は積雪10㌢。まだすべてを覆い隠すほどではない。
刈り取られた茅の株が雪の間から針のようにのぞく。踏めば折れる
感触。雪の上を歩く心地良さはない。滑りはしないかという不安も
あるが、キュッ、キュッという軽やかな音を踏みしめ歩くのが良い。
 今日の雪はまだ優しい降り方。敵意を持って襲ってくる横殴りの
雪を体験すると、少々の降り方に驚かなくなる。空も真っ暗になり
分厚い雲に覆われ、雷が鳴り本降りになる。飛ぶように流れる雲
では本降りは期待できないが、写真を撮るには都合が良い。太
陽と風と雲、三つが様々に変化してすばらしい景観を生み出す。
写真家・浅井慎平が言う。「風と雲が芸をしてくれればそれで良
い」と。

※ 「初ちゃんさん」できあがったカレンダーを見せてください。

※さくら・ふみさん 今度、物静かな人たちと一緒に撮りましょう。


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風と雲の共演。秒単位で変化する。体調不良も吹っ飛ぶ瞬間。

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吹雪の中を歩いて撮影に向かう。防寒対策必要。

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撮影終了。雪は小降りになった。

by konno_noboru | 2008-12-22 20:23 | Comments(6)

山に暮らせば

2008.12.21 冬至。芸北は雨。今のところ雪に変わりそうにない。
ジングルベルが聞こえてくるわけでもないし、師走の切羽詰まった
感じはない。体調がすっきりしないせいで一日中寝ていた。
 孫が嘔吐下痢症のようは症状だったが、何故か似ている。食欲不振。

 昨夜は備北丘陵公園にライトアップを見に行った。人出が多く、人の
流れに乗って歩くが、身体がだるく、一緒に歩けない。近くで撮ることにする。
平和大通りのドリミと違って、何となく平面的に見えて難しい。ぼんやりして
いたら家族連れに「撮ってください」と言ってカメラを渡される。一家族撮れば
2~3家族がお願いしますという。近頃のコンパクトカメラは凄い。よく撮れる。
重い三脚がさらに重く感じて撮影終了。寒いので焚き火にあたる。暖かい。

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田んぼの上で輝くライト。水に映ったライトと一緒で幻想的な光を演出する

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少し遊んでみようと露光間ズーミングで撮った。思い通りには行かない。狙いの半分の出来かな。

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なんと言っても冷たい夜風の中で嬉しいのは焚き火。炎の赤は電飾の赤と違ってやはり暖かそう。

by konno_noboru | 2008-12-21 18:34 | Comments(7)

山に暮らせば

2008.12.17 さすが師走。忘年会が重なって市内滞在が重なる。久しぶりに歩いたが、芸北も暖かい。撮影ポイントを訪ねても、冬のパワーが弱く、どうも気合いが入らない。撮りたいと思えない。 気になっていたフクロウも3日前、2羽が鳴き交わすのが聞こえた。長いレンズを持ってこっそり外に出たが、夜でも目の見えるフクロウにはかなわない。すぐに見つかったらしく、東に少し離れた電柱に移動した。鳴き交わす声が大きくなり、シルエットでフクロウを確認できた。翌日、双眼鏡を手に山を歩いた。民家の納屋などで営巣するので聞き込みも開始。

 ここ1週間、芸北ではシャッターを押していない。たまには街の明かりも良い。写真塾の実習は平和通り。華やかなドリミネーション撮影。難しいが楽しい。時間がすぐに経った。

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中国新聞に載っていた場所。高さがあるので、折り鶴の高さがあるので脚立がほしい。

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今年は暖かく、メタセコイヤの葉が全く落ちていなくて、葉で光が反射してすっきりしない抜けの悪い形になってしまった。こういう年もあるのだ。

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市内にあるメタセコイヤはまだ葉がある。芸北に戻る途中に見る同じ木はもうずいぶん前に葉が落ちたのに。昨夜も市内は暖かかったような気がする。

by konno_noboru | 2008-12-17 23:38 | Comments(5)

山に暮らせば

2008.12.06 今夜は写真塾の忘年会だった。平和大通りでドリミネーションを撮り、それからお酒。また喋りすぎてしまった、と反省。あと2つ塾の忘年会があるから、聞き役に回ろう。
 ただ1つだけいつも写真仲間に言っているのは、「100人の中でたった一人でも良い、この写真良いよね」と言ってくれる人がいればそれで満足ではないかと。その一人に向かって撮ろうじゃないかと。

 ブログのコメントを見て嬉しいのは、撮ったときの自分の気持ちをそっくり感じてもらえた人がいたと思うとき。顔も名前も知らない人と、時と場所は違っても、たぶん感動を共有することが出来るだろうと思えるとき。自分を、ブログを支えてくれているのは、そういった人たち。今夜も嬉しいコメントを4つももらった。ありがとう。

 広島市内に出る前に撮影。八幡は積雪20㌢を少し超えていた。きょうのねらいは「地吹雪」

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背景の臥龍山。ここから見る山容は特に好きだ。風が吹き、降り積もった雪が風に舞い上がり駆け抜けていく
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風に舞い上がる雪。ここも気に入っているポイント。空が広々していい。雪が降るたびに何年も撮ったが、飽きない場所だ。

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除雪車。作業するのは大変なのは十分すぎるほど解るが、積雪を表すには一番楽な方法。

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最初に八幡で驚いたのは雪の日に地元の人が傘をささないことだった。強風と下から吹き上げる雪に傘は役立たないのだ。雪の日に自転車に乗れるのは若い人。

by konno_noboru | 2008-12-07 01:59 | Comments(6)

山に暮らせば

2008.12.05 芸北は朝から雨と雪が交互に降り、夜になって雪。しんしんと降る。積雪は午後8時で1㌢くらい。今夜は芸北・川小田泊まり。
  川小田の雪の降り方は八幡に比べると優しい。木を揺るがせるほどの風もなく、静かに降る。
八幡は独特の降り方で、最初がアラレ。音を立ててばらばら降り、雷が鳴り、日本海から吹き上げる風に乗って粉雪が横殴りに降る。真っ直ぐ歩けないほど降る。まさにブリザード。少しだけ千町原で強い北西風を感じた。三脚やカメラを持つ手が痛いほど冷たかった。
 本格的に冬将軍がやってきたかな?

 昨日、臥龍山に上がった。雪霊水のところから左に入って掛頭山方向に向かう。驚いた。
大きなブナの古木が袈裟懸けに斬られたような形で立っていた。古木はすでに枯死してはいたのだが、その姿が堂々としていてサルノコシカケのようなキノコを見上げては歩いていた。世代交代なのだ。しかし、見上げる空はぽっかりと穴が開いたようになった。樹齢は200年以上だろう。広くなった空を新しいブナが覆うにはまた200年近い歳月がかかる。


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時折臥竜山の中腹が見える。すぐにまた横殴りの粉雪混じりの風に姿を隠す。茅ぼうとうの右(日本海方向)から雪は吹き付ける。


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八幡の田んぼは柔らかいところが多く、稲刈り機の通った後がきれいに残る。

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数え切れないほどの季節を繰り返して育ったブナは終わりを迎えた。倒れたと言うより途中で折れている。いつも通り訪れるのが夕暮れだったので、折れ口が遠くからでも色鮮やかに見えた。近づき正体がわかったとき身体が震えた。


さすが大物だったのだ。倒れて横になっているのを眺めて、改めて大きさに驚いた
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by konno_noboru | 2008-12-05 22:14 | Comments(4)