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山に暮らせば

2009.06.30  日曜日(28日)に川端みきさんのコンサートに出かけた。涙がにじんだ。涙の理由は複雑。コンサートのことを聞かれてもそれ以上書けない。表現できない。とにかく「参ったなあ」なのだ。舞台で歌う姿を頭の中で再現し、ビデオのように何度もリプレーするのだが、思い出すのはただ、カメラを持つ手が汗ばんだこと。シャッターを切るのをためらったこと。演じる人も見る人も同じ聖域にいるのに、カメラを手にした自分だけが域外で戸惑ったり、域内で涙したり、笑ったりしている、といった感じだった。
 コンサートには30年も家族でおつきあいしている人たちと一緒に行った。コンサートの後、お茶やお昼をご馳走になりながら話をした。透き通る声、魂を揺さぶられる歌いっぷり、息を殺して聞いた最後の1曲。そしてたくましい娘に育て上げた「肝っ玉母さん」お見事。みんなの感想を集めてみたら私の涙の理由に重なる。

 27日から市内にいて、きょう芸北に戻った。雨が降っていたが、少し歩いてきた。赤いヤマボウシ、ナツツバキも見えた。渓流を歩いたので結構濡れた。早めに温泉へ。良く声の通るおじさんがいた。おじさんと言っても、ひょっとしたら私よりお若い?


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イチヤクソウ。雨に打たれて花の多くは散っていた。

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イワガラミ。

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紅いヤマボウシ

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ナツツバキ。渓流の対岸に咲いていたのであまり大きく撮れなかった

by konno_noboru | 2009-06-30 23:14 | Comments(4)

山に暮らせば

2009.06.24   歩いて5分の所にお墓のある小さな山がある。道路の新設で旧道と新道の間に残った山だ。春にはセリバオウレン、シュンラン、コケイランが咲き、ギンリョウソウもあった。このところ気になるのがイチヤクソウ。10本以上ある。だが何度行っても蕾だ。雨が少ないので、咲きそびれているのかなと思ったりする。ササユリは咲き始めたので安堵。
 紫陽花が気になるので田之尻通いが続く。17、20、22、23日と出かけた。井仁の棚田も近いから2カ所掛け持ち。いつがピークになるのかさっぱりわからない。

 太田川の支流で稚鮎が群れていた。雨が少ないので、餌のコケがある谷に入ったのだろうか。50匹以上の集団が2つ群れて泳ぐ。浅いところにあるコケを食べているような感じがする。雨が降り、増水すれば散っていくのだろう。
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紫陽花。もっとたくさん咲いているが、レンズが濡れて左サイドのボケが気に入ったので選択した。ピークになれば違った狙い方をしてみたい。

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ササユリ。次第に目につくようになったが、今年は少ないような気がする。

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マタタビ。葉が銀色に近い色で光り始めて間もなく、葉の下の方に可愛い花を咲かせる。

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井仁の棚田。タチアオイが咲いていたり、紫陽花も咲いているのだが、なかなか良いのが撮れない苦手な場所。

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稚鮎の群れ。本流は水温が上がり餌のコケが乏しいのだろうか。渓流に上ってきてコケを食べているらしい。

by konno_noboru | 2009-06-25 00:20 | Comments(4)

山に暮らせば

2009.06.14  昨日、吉和・冠山へ仲間11人と登った。さすが人気のある山、次から次と登ってきて山頂はラッシュ状態。特にオオヤマレンゲやサラサドウダンが咲く時期は拍車をかける。
 潮原温泉から登るルート。 出発は午前9時を少し回った。山頂までほぼ3時間の時間設定。途中でウリノキ、フタリシズカ、ハスノハイチゴ、ショウキラン、サラサドウダンなど撮影し、山頂到着が予定時間の12時15分だった。山頂は少し肌寒く感じた。
 冠山は「ひろしま国体」の山岳競技のコースで山頂がゴールだった。山頂で国体の選手が登ってくるのをカメラを持って待った。山頂に座るといつも駆け上がってきた選手の激しい息づかいを思い出す。そう、広島が優勝したのだ。もう13年も前の話だ。 
  昼食を取り、サラサドウダンの撮影のため寂地山方向に少し下りる。下りながら、親しくしていたカメラマンの故・井手三千夫を思い出した。同年齢で被爆建物や中国山地など、驚くような発想で写真を撮る人だった。10年くらい前か定かでないが、源流を訪ねる会の会長でもあった彼と会員で吉和・中津谷から小川川を遡って冠山の北西側に源流の碑を建てた。
  オオヤマレンゲ撮影後に碑を訪ねようとさらに下に向かったが、出会った人の「当時建てた碑はもうボロボロに傷んでいます」という言葉で、途中で止めた。いつかまた小川川を遡って冠山に登ってみようと思う。

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冠山や恐羅漢山に咲くオオヤマレンゲは本当に深山に咲く花といった感じがする。静かにひっそり咲く花に撮れれば嬉しいと、毎年思う。

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幸運にも冠山ではショウキランに会う機会が多い。雨が少ないからか、花も何となく痩せたように見えた

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6日に恐羅漢山に登ってサラサドウダンは見ていたが、山の雰囲気が違えば花もまた違って見える。

 

by konno_noboru | 2009-06-14 13:53 | Comments(4)

山に暮らせば

2009.06.12  このところバタバタしている。決まったように撮る花の開花時期がことごとく早いので、ぼーっとしていると「旬」を逃してしまう。気になっていたのでオオヤマレンゲを見に行った。すでに4つの花は真っ白い花びらが茶色に変わっていたが、3つの花が見事に開いていた。15日~16日ごろが撮影に最適と思った予想より早く咲いた。
 小雨模様の日に恐羅漢山→旧羅漢にも行ったが、見つけられなかった。帰って前に撮った写真のデータで確認したら花のある場所を勘違いしていた。もう一度行こうと思っている。

 気になるのは紫陽花。今年はどうも目につかない。市内に戻る途中、田之尻の紫陽花園に寄ってみた。ちょうど森下さんが花の手入れの最中だった。「雨が少ないので少し花の玉ぶとり(花のサイズ)が悪い」と言われていた。見ごろは月末とのこと。

 ツバメの巣が近くにある。ずーっと眺めてきたが、ヒナのくちばしの黄色も消え、顔が凛々しくなった。親がしきりに電線で鳴いている。いよいよ巣立ちだ。


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オオヤマレンゲ。風に揺れ、陽が差し込めば斑模様になる。日がかげるのをのんびり待つしかないと覚悟したが、風が味方、花にスポットライトが当たった。

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アサザ。あまり見ない花だったが、小さな池や湿原で見られるようになった。

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ツバメ。蛇に襲われることもなく4羽の雛が元気に巣立ちを迎えた。

by konno_noboru | 2009-06-12 23:10 | Comments(3)

山に暮らせば

2009.06.05 夜になって雨は上がった。明日は恐羅漢山に登る。天狗石山のオオヤマレンゲが蕾なので、恐羅漢山も咲いてはいないだろうが旧恐羅漢まで足を伸ばそう。
 
 午後から尾崎沼湿原に行く。雨の中で岩田和美さん夫妻が花の手入れの最中だった。カキツバタが終わり、睡蓮、ヒツジグサ、コウホネ、アサザが水の中で咲いている。田んぼの周りのオレンジ色のレンゲツツジが鮮やか。湿原はいつの間にか初夏の雰囲気になった。ぼつぼつ夜具も夏用で良いのかと思うが、ストーブがいると感じるほど冷える夜があるのでまだ、当分、冬用だ。

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オオヤマレンゲはまだ蕾だった。1つだけ白くふくらんだ蕾があったが、ほかの蕾は堅く咲くまでに10日くらいかかりそう。

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タニウツギが満開だった。例年、タニウツギが終わればオオヤマレンゲが咲く。

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ヒツジグサ。ピンクの睡蓮もたくさん咲いているが、白い花が好きだ。


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コウホネ。蕾の時には水中だが、咲くに従って花茎が伸びる。

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白い花はやはり雨に濡れると半透明のガラス細工のようになるのだ。

by konno_noboru | 2009-06-06 00:59 | Comments(3)

山に暮らせば

2009.06.03   雨が降っている。耳を澄ませばカエルの鳴き声も聞こえる。午前2時に近い。何故か眠気も襲ってこない。午後3時に温泉に浸かってのんびりし過ぎて体内時計が狂ったか。
 阿佐山に登った日、眼鏡をなくした。家族に言われる「どこかに忘れたんじゃない。歳だから、忘れっぽいのよねえ」。

 昼にドーンと窓に何か当たったような気がしたので、鳥が衝突したなと思ってカメラを手に外に出ると、風もないのに木が揺れている。よく見ると猿だ。こちらを見てもすぐに逃げないで、威嚇するように木を大きく揺らす。近づくと屋根に上がった。隠れるようにしてこちらの様子をうかがう。どうも人を恐れない。ふと飼われていた猿かと思った。
 今年はカキツバタも撮影してないので、出かける。いつもと違った場所で撮影していたら、畦で何かが動く。タヌキではない。さらに近づくとアナグマらしい。「お前、本当に気づいてないのか」と声をかける。撮影していても顔を上げない。顔が見えない。まだ下を向いてごそごそ鋭い爪で畦を掘っている。しばらくして驚いたのか、方向転換、草の中へ飛ぶように走り込んだ。動きは遅いと思っていたが結構速い。見直した。

 3時が来るのに眠たくない。撮り貯めたものを少し整理でもしようか。最近、写真にパワーがないよなあ。

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身体のバランスも抜群。ダンディーな猿だ。

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悠然としているのに、どこか危険を感じるのか身を潜める。にらみつけてやると顔を背ける。

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アナグマだろう。3年前、わが家に居着いていたアナグマも何となくとぼけた感じだったが、こいつも結構おとぼけだった。

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カキツバタ。岩田さんが尾崎沼湿原とは別なところに植えられたもので3年目か。きれいに咲きそろった。

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ヤマボウシ。まだ咲き初め。白い花がさらに白さを増してくる。

by konno_noboru | 2009-06-04 03:16 | Comments(4)