<   2012年 03月 ( 6 )   > この月の画像一覧

山に暮らせば

2012.03.28 花が撮らせてくれる時がある。とにかくシャッターを押し続ける。シャッター音が際限なく続く。立ち去れない。陽が当たれば違った表情になるのではないかとまた引き返す。そして撮る。誰もいなかったのでたっぷり時間を過ごした。そしてやっとアズマイチゲの前を離れようとしたとき、写真を撮りに来た人に逢った。その人とは1年前、西城町のクロカンパークでギンランを撮っていた人だ。そのときは良い花ですねといった記憶があるだけでお互い名乗らなかった。きょう、アズマイチゲの前で自己紹介した。そして花の話をして別れた。

 ホソバコバイモを撮りに行く。3度目だが、今が旬といった感じで咲いていた。ここも立ち去りがたい。「小さな花を大きく撮っちゃだめだ」とずいぶん昔に小川光昭先生に叱られたことを思い出す。背丈が10㌢のコバイモをいつも大きく撮ってしまう。

 ショウジョウバカマ  南向きのところはさすがに開花が早い

 バイカオウレン    上品さが良いなといつも思う。

e0091879_23552925.jpg
アズマイチゲ

e0091879_23562243.jpg
ホソバコバイモ

e0091879_23572077.jpg
シロバナショウジョウバカマ

e0091879_23591413.jpg
バイカオウレン

by konno_noboru | 2012-03-29 00:02 | Comments(2)

山に暮らせば

2012.03.27  写真展の準備で、とにかく1日中パソコンにしがみついている。写真選びと万葉集の中から花の和歌を探したり、あれこれ資料を見たり、そしていろいろ思いを巡らせて疲れ、夕方にはオークガーデンの風呂に行く。
 撮影メモを見ても19日以降、26日まで何も撮っていなかった。26日の写真塾の日に苅尾(臥龍山)に登ろうと思っていたが、前夜30㌢近く雪が降ったので、千町原界隈の撮影だけにした。
 きょう、好天だったので苅尾(臥龍山)に行った。塾の人たち8人で登った。19日に長靴で登って苦労したので今回は全員スノーシューかかんじきを履いた。残念ながら霧氷は付いていなかったが、山頂のブナ林の中は自由気ままにどこでも歩ける癒しの世界である。きょうの新聞に載っていた芸北の杉本洋子さんのフォトリポート「ブナの根開け」の話をたり、19日に登ったときの霧氷ときょうの青空があれば文句なしなのにと話しながら撮影した。自然がいつも最高のコンディションを与えてくれることはない。どちらかと言えば不満足な天候のほうが遙かに多い。だからこそ、数少ないチャンスに巡り会えたときがうれしいのだ。

 夕方から温泉に行き、戻って鏡を見てあれっと思った。顔が何となく赤いのだ。雪の山頂で雪焼けをしたらしい。4月10日ころまで山頂には雪が残るだろうから、再度雪焼けに行くのも良いかと思った。

e0091879_2332541.jpg
山頂尾根の前苅尾から山頂方向を見る。前回は霧氷がびっしり付いていたが、きょうは青空と雪の白さが際だった。

e0091879_23323512.jpg
山頂尾根の樹木の根開け。春が山にやってきている証明だ。

e0091879_23325457.jpg
この時期以外はブナ林はブッシュに覆われて見通しも悪く、木々の間を自由に歩けないが、残雪のこの時が一番楽しいのかもしれない。

e0091879_23332384.jpg
朝日が作り出す影。ゼブラ模様だったり柔らかな川筋のように見えたり様々な形で楽しませてくれる。

e0091879_23334483.jpg
千町原の川沿いのネコヤナギも芽吹き始めた。ゆっくりした春の足取りだ。

by konno_noboru | 2012-03-27 23:46 | Comments(1)

山に暮らせば

2012.03.19 井上さん、umikoさん、青い鳥さん、さくら・ふみさんコメントありがとうございました。土曜日に川本町へイズモコバイモを見に行ってきましたが、開花が1週間以上遅れているということと、天気が悪く少しだけ開いた花を見てきました。また改めて行ってみます。 

 きょうは苅尾(臥龍山)に登ってきました。登ったといっても8合目までは車でした。

 凍り付いた山頂尾根をスパイク着きの長靴で歩く。苅尾(臥龍山)山頂から前苅尾に向かって尾根を歩く。埋まることもない。ばりばりと硬い氷を踏む音だけがこだまする。鉛色の雲とブナ林を覆った霧氷の中を歩き回る。尾根の左手に深入山。右手(西側)が八幡になる。日本海から吹き付ける北西の冷たい風は八幡側から吹き付けることになる。霧氷は八幡側の木々にだけ付いて東の木々に霧氷はない。山頂の尾根が分水嶺のように分ける。
 青空を望んだが、すべてが希望通りになることは希だ。モノトーンの世界でも楽しめると思って歩くが、白い雪面だけが光るので、目には良くないなと思った。
 
 お昼ころになると気温が上がったのか霧氷が枝からはがれるようにしてバラバラ落ちる。足下の雪もゆるんできた。足が埋まる。奈落に落ちるような感じで身体が沈む。完全に片足が埋まる。長靴なので足だけが抜ける。長靴を引き抜き歩くが、同じ作業を何度か繰り返した。雪が堅く締まっていたので長靴で対応できると思ったのがいけなかった。

e0091879_2336342.jpg
前苅尾から苅尾(臥龍山)山頂方向を見る。

e0091879_2336534.jpg
前苅尾(臥龍山)を見る。

e0091879_091088.jpg
小枝に付いていた霧氷。エビのしっぽは風上に伸びるので風が左(八幡方向)から吹き付けていたことがわかる。

e0091879_23371689.jpg
中国山地特有のなだらか山頂尾根。日本海からの風が右側(西・八幡側)に吹き付けるので木々に霧氷がついていたが、東は裸木のままだ。ただ、空の白と雪の白が同じで露出が難しく、とても雪の質感を出すことが出来なかった。

e0091879_23381038.jpg
苅尾(臥龍山)山頂の岩。半分ほど姿が見えるので積雪は1mくらいかな。

e0091879_23384519.jpg
菅原林道の除雪が終わっていた。上ってくる車と出会ったが、離合できる場所があまりない。バックするのだが、結構な距離。バックに自信がなければあまりお勧めできない。

by konno_noboru | 2012-03-19 23:54 | Comments(2)

山に暮らせば

2012.03.14 午前6時半、携帯電話が鳴った。起き上がり、電気をつけて電話を握ると切れた。だが、伝言があった。「寝ていたら撮れませんよ! 赤名(島根県)近くにいますが、霧氷がすごいですよ」と入っていた。赤名で霧氷が付いているので芸北・八幡は絶対にすごいはずと言っているのだ。相手は写真塾の源爺さん。爺さんと言っても私より遙かに若い。ブログ「源爺の写真館」の主だ。

  昨日の朝も早かったが、「寝とったら写真は撮れんよ」と彼らに言っているので、情報を無駄には出来ない。コーヒーは抜き。とにかく急いで家を出る。伝言通り雄鹿原辺りでも霧氷が付いている。八幡の洞門を抜ける。気温は-15℃。昨日より10℃も低い。
 6時50分から撮影開始。ダイヤモンドダストが見える。見慣れた黒い車が来た。「さすがー」と言って別行動。また別人に遭遇。「初めて冬の芸北の撮影に来たが、とにかく冷たい。カメラを持つ手がしびれたのでもう帰る」と言って去った。-15℃も-2~3℃と変わらないと感じるのだが、初めてなら仕方ないかなあ。良い日に巡り合わせたのになあ。2時間撮影。カット数は650カットだった。

 撮影後、市内の眼科に行く。予想通り再発。あすまた注射だ。視力は落ちていないし、最初ほどショックはない。上手に病気と付き合うしかないのだ。

 夜、源爺さんに電話した。「出張だったんですよ。芸北に行きたかったなあ。悔しいなあ。次の日曜は冷え込まないかなあ」と言った。

 源爺さん ありがとう。

e0091879_23534260.jpg
川沿いのヤナギ。陽が当たるまでの命。

e0091879_2354318.jpg
大歳神社を川霧が襲う。枝に吹き付けられ白い衣を身にまとった感じになる。

e0091879_23551156.jpg
背の高い木は目立つ。箒の形も良いな。

e0091879_23553466.jpg
背景はカラマツが良いアクセントになる。春夏秋冬、いつも楽しめる林だ。

e0091879_2356057.jpg
眼科の帰りに寄ってみた。ユキワリイチゲが咲いていた。

by konno_noboru | 2012-03-15 00:06 | Comments(4)

山に暮らせば

2012.03.13  午前6時半、八幡に向かう。前夜、雪が降り続き、気温も下がっていたので6時に起き、雪道を走る。気温は-7℃。
 7時ころ激しく降っていた雪も小降りになり、止んだ。時折、薄日が射す。柴木川沿いの木々や大歳神社社叢の木に霧氷が付いているだろうと思ったが、全く付いていない。たまたま通りかかった地元の人は「冷え込み方が弱い」と言った。やはり春が近づいているのだ。2月19、20日の冷え込みが今冬最後の厳しい冷え込みということになるのだろう。
 いつも通りの撮影ルートを回る。福山ナンバーの車が止まる。「撮影ですか?」と聞いた。うなずくと軽く笑って走り去った。助手席のカメラが見えた。
 きょうは写真の講座の日。9時に家に帰り、写真展の候補作を見た後、また、八幡に向かう。どこに行っても期待がはずれて「少しだけ」といった感じの撮影だった。

e0091879_2345999.jpg
少し汚れて残雪といった感じだった雪面もきれいな新雪に覆われた中で朝日が当たるのを待つ。少しだけ薄日が射した。いつもより違う北向きに撮った。

e0091879_23454988.jpg
大歳神社の社叢は霧氷もなく黒く見えた。仕方なくここも雪面狙いになる。

e0091879_23462811.jpg
聖湖沿いの道で法面に登る。青空を待つがほんの少しだけだった。氷結していた聖湖には柴木川の流れ込みがくっきり表れた。長靴で登ったが、膝上まで雪がある。途中でスノーシューを履いた人に先頭をお願いした。

e0091879_23464521.jpg
苅尾(臥龍山)山頂のブナ林。午前中雲に覆われていたが、午後から一瞬、陽が当たり少しだけ付いた霧氷が見えた。

by konno_noboru | 2012-03-14 00:05 | Comments(1)

山に暮らせば

 2012.03.09 陽が射さないので開かない花。6日、アズマイチゲ、ユキワリイチゲ、コバイモは蕾だった。翌日、市内から芸北に戻る途中、改めて三個所を回ったが、天気は今にも降り出しそうな曇り空で花は蕾のまま。
  きょう、咲いたかもと思い、出かけようと車に乗ったが、曇り空を見て引き返した。

  パソコンに向かい花の写真を見る。四月末から千代田のショッピングセンター内のギャラリー森で開く写真展の準備だ。今回のテーマは「万葉の花」。万葉集にある花を取り上げるのだが、身近な植物群なので塾の人たちの撮影したものの中からフォトジェニックなものを選択するのがとても難しい。当分、準備作業が続く。

  昨日までの雨で雪も一気に溶けて少しずつ土が見えてきた。季節は確かに春に向かっている。しかし、芸北の春はすぐには来ない。必ずまた雪が降る。テレビの気象予報で冷え込みが来ると伝える。昨年は1か月後の4月20日の雪が名残の雪だった。雪が降り、また雨が降りそして春へと次第に向かうのだが、速度は各駅停車なみだ。

 咲いたら更新しようと思ったが、天気が悪そうなので、すべて蕾のままで。咲けばまた-。

e0091879_2333415.jpg
ユキワリイチゲ

e0091879_2333541.jpg
アズマイチゲ

e0091879_23341172.jpg
コバイモ

by konno_noboru | 2012-03-09 23:36 | Comments(1)