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山に暮らせば

2012.06.24  吉和冠山山行記。昨日、中津谷から小川林道から入る小川ルートでオオヤマレンゲの撮影に行く。総勢12人。登山口で山口・周南から来たという2人連れに会う。こちらの人数が多いので先行してもらう。
 平成2年に「源流を訪ねる会」で太田川の源流を目指したときのルートが小川ルートだった。小川ルートは川を遡る形で横切ったり、川の中を歩く。確か第1回目の訪ねる会で会社の先輩や同僚、訪ねる会の代表だったカメラマンの井手三千夫さんたちと谷を詰めて、源流と思われる場所に高さ3メートルくらいの木製の碑を建てた。また平成8年の広島国体山岳競技の縦走競技場となったときに取材に行くために使ったルートでもあった。その後も数回登ったが、ここ10年は小川ルートから登っていなかった。
 冠山には潮原温泉から登っても、松の木峠から登ってもオオヤマレンゲの咲く場所と源流の碑がある場所は近いので訪ねることにしていた。井手さんは2006年6月26日、オオヤマレンゲの咲くころに亡くなった。今も木製の碑は井手さんの墓標のように残る。昨年は6月26日、井手氏の命日に源流の碑に行った。近くに見事に咲いた鍾馗蘭(ショウキラン)があった。
 今年も見られると期待したが、花はとても小さく咲いていた。山頂に着く前にオオヤマレンゲを撮る。トケンランを撮る。サラサドウダンは全く目につかなかった。
 さすが土曜日。山頂は満杯だった。ガスがかかる。雨が降り始める。雨合羽を着て下山開始だ。

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小川林道から登る。川を横切り、遡っていく。

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吉和の中津谷に流れ込む太田川の源流。

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22年前に建てられた源流の碑。字がほとんど読めないほどだった。

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オオヤマレンゲ。樹木の花はイメージ通りに撮れない難しい花だ。

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オオヤマレンゲ。白い花に葉の緑色が被らないようにするのだが、花が葉隠れにあるのでこれまた難しい。

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冠山山頂で昼食中、ガスが流れてきた。弁当片手にシャッターを切ると雨が降り出した。

by konno_noboru | 2012-06-24 12:59 | Comments(4)

山に暮らせば

2012.06.21 午後7時半、空が茜色に染まった。真上から茜色は次第に黒く、暗く夜に向かっていく。太陽が沈んだ西の空に名残の青空が横に広がる。買い物に来ていた益田市の電機店近くにある風力発電の風車が回っている。そばにある港でクレーンがゆっくり右に首を振る。暗くなるまで駐車場から天空で広がる壮大な色のスペクタクルを見守った。
 益田市に向かう前に八幡界隈、苅尾(臥龍山)を歩く。この時期撮るのはほぼ決まっている。ことしはヤマボウシが極端に少ない。枝が折れるのではないかと思われるほど咲いた昨年の裏年なのだろう。コアジサイ、紫陽花は豊作だ。

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買い物のおまけ。夕焼けのドラマを堪能した。

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睡蓮。

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アサザ

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コアジサイ

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ブナ林の初夏。

by konno_noboru | 2012-06-22 01:09 | Comments(2)

山に暮らせば

2012.06.14   朱鷺草が咲いた。片付けなければならないことは山ほどあるが、開花期が長くないので一気に動かなければならない。しかも、朱鷺草に限っては5個所の自生地を回るのだが、きょうは3個所だけにした。
 A地点は満開だが昨年より少し花の数が少ない。B地点、ここは花の数も増えているので嬉しかった。C地点は昨年同様少ない。3個所ともそれぞれ咲いていたので安心したが、A地点の花は大きく見事だったがB地点の花はそれより小さいことに気づいた。

  朱鷺草は薄桃色の羽をした朱鷺の羽の色に由来する。ことしは佐渡のトキ保護センターから放鳥され野生下で産卵し、順調に育ち6月12日には8羽ふ化していたヒナの6羽目が巣立った。朱鷺が産卵したのが3月17日。小生の誕生日だった。順調に育つことを願っていた。 朱鷺も朱鷺草も安堵できる状態だったが、采配蘭(サイハイラン)が1本しかなかったので少し残念。お墓掃除に来ていた人に聞くと「私が草を刈ったからそのとき、一緒に切ったかもしれん」ということだった。これもまた仕方ないところ。

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A地点の花は周辺の草より背が高いし大きかった。数は昨年より少ない気がした。

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B地点の花。小ぶりで周辺の草に沈んでいるものが多かったが、株数は増えていた。

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サイハイラン。昨年は数本あったが、離れたところに1本だけ残っていた。

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コケイラン。ことしはいろんな場所でたくさん見た。

by konno_noboru | 2012-06-15 00:03 | Comments(4)

山に暮らせば

2012.06.12  オオヤマレンゲの季節になった。きのう、きょうと2日ほど天狗石山へ登った。10日に1つだけ花が咲いていたとの情報をもらい、写真塾の人たちと同道した。天女の舞いといわれる上品な花は梅雨時期の深山を彩る代表格。10日に咲いていたという花は落花することもなく茶色に変わっていた。撮影するのは岩場なので撮影ポイントが限られる。運が良ければすぐ手元で咲くこともあるが、幸運はそんなに転がってはいない。咲いている花を見つけ、何とか撮影ポイントを見つけて撮るしかない。まだ蕾があるので、今週は楽しめそう。
 10日に一緒に天狗石山に行こうと誘われたが、見たい花があるので奥滝山峡に行くことにした。お互い情報交換をしようと約束しておいた。奥滝山峡は渓谷沿いの林道を歩く。ウリノキは蕾、ササユリは2本だけ咲いているのに気づいた。お目当ての花は蕾が堅かった。2時間歩いて引き上げた。

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岩場に咲いているオオヤマレンゲ。風で動くと葉の陰に見え隠れすることもある。見ればどうしても撮りたいという気にさせる花だ。

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山道に咲いていた谷空木(タニウツギ)。少し花のピークは過ぎていた。

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ツリバナ。同行の写真塾の人に違う花の名前を言った。訂正しなければならない。

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ササユリ。他にもあったが堅い蕾だった。なぜか2本だけが開花が早いような気がするのだが……。

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バイカツツジの花の時期はもう終わりだった。

by konno_noboru | 2012-06-13 00:12 | Comments(1)

山に暮らせば

2012.06.06  午後4時50分、道後山山頂で思わず「神様ありがとう」と言って一人で大笑いした。山頂に1輪のダイセンキスミレ(大山黄菫)の花が残っていたのだ。山頂は誰もいない。山登りの人たちはすでに下山した。一人天下だった。のんびり撮影できると花の前に座って3~4カット撮影した。ところがシャッターが下りなくなった。故障? と思ったが、カードがいっぱいですのメッセージが出た。
 昨夜、市内の写真講座で西城のクロカンパークのキンラン、ギンラン、スズランが結構咲いたと教えられた。芸北に戻る予定だったが、高速道で庄原まで走った。先月28日に行っていたので再挑戦である。スズランを撮り次いでキンラン、ギンラン、エビネなど撮りまくった。予定の撮影を終わり帰りかけたが、クロカンパークと向かい合わせの道後山に登ろうと衝動的に思った。
 午後3時30分、登り始める。岩樋山と道後山の鞍部に出るコースを取る。登山道はイワカガミとアカモノがたくさん咲いていたので撮りながら登る。歩きながらずーっとキスミレを探していた。
  鯨の背中のような形のなだらかな山頂は少し風があった。腰を下ろしてお茶を飲んだ目の先に黄色の小さな花があった。たった1輪だけが風に揺れていた。わずか3カットで立ち去ることはできない。メモリーカードから不要なもの30カットを削除し、キスミレを撮った。西に傾き、雲間で少し赤くなっている太陽を正面に見ながら急ぎ足で山を下りた。きょうの撮影カット数は635。

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1輪だけ残っていたキスミレ

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キンラン

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ギンラン

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スズラン

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イワカガミ

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白いイワカガミとアカモノ

by konno_noboru | 2012-06-07 01:01 | Comments(2)

山に暮らせば

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2012.06.01  「コンちゃん、サンカヨウの写真がまだ来ないのだが…」。写真展の終了後に出していたお礼のはがきが2回ほどサンカヨウの花が続いたので好きなサンカヨウがまた来ると期待して待ってもらっていたようだ。ギャラリー森で我々の写真展の後に個展を開いた洋画家の丁重な礼状が来たのに、「今回は礼状は出さないのか」と心配してくれていたらしい。
 市街地から離れた北広島町で1200人もの方に写真展を見ていただいた。そして芳名録に名を記していただくのはいつも400人おられる。
 残念ながらサンカヨウは万葉集には登場しない。今回は写真展には登場しなかった花を選ぼうと考え熊城山(旧大朝町)で見かけたピンクの花が混ざるヤマボウシにした。案内状はオフセット印刷だが、礼状はいつも手作り。順調に作業が進んだが写真の中にある色はほとんど黒色。ブラックの消費量が格別多い。いつもながら深夜の作業。刷り上がったものを見て驚いた。黒い部分に縦縞のキズが入っているものがある。考えても仕方はない。再作成である。再スタートするのに気分が乗らず、時間が過ぎた。今回は同じ内容だが、余白のあるものとないものの2種類になった。
 会場の芳名録に名を記してくださった方々には間もなく届くと思います。遅くなって申し訳ありません。

 6月になりました。芸北でも半袖で良いかなといった暖かさ(暑さではない)。半袖になりたいのだが、右手の上肢(ひじ周辺)に茶毒蛾(チャドクガ)にやられたような紅斑が出たので、半袖になるのを控えている。
 24日から28日の間だろうが山に入った後、右手上肢にかぶれのようなものが出来、とても痒かった。気づいたのだが、かきむしったのか虫さされのようなところが10個所ある。いつも山を歩くときは気をつけるのだが、ちょっと油断したかも。

by konno_noboru | 2012-06-01 23:21 | Comments(3)

山に暮らせば

2012.05.31  写真展「万葉の花たち」へお越しいただいた方々に出す礼状を作っていたのだが、写真に縦縞のキズが入っていることに気づき再作成した。いつも夜にする作業なので大丈夫と思ったが、失敗だった。お礼を速くしなければならないのにさらに遅くなってしまって少し気が重かった。
 28日に写真塾の人たちと西城のクロカンパークへ。スズランの花は咲き初めでほとんど蕾。花をあきらめて道後山に行く。月見が丘でのんびり弁当を食べ、懐かしい「国鉄山の家」の前で記念写真を撮った。帰りに熊野神社と大トチを見て帰る。
 29日は芸北観光協会の写真講座の作品を見せてもらった。
 30日阿佐山から毛無山界隈を徘徊。赤いギンリョウソウを探しに行く。時期的に早すぎたのか2本しか見つからなかった。アカモノも咲いていた。エビネもあったが、花芽の先が食いちぎられているのが多い。ヤマドリの仕業だろうか?

 そしてきょう、ハルリンドウを探しに行く。情報をもらっていたので確認。昨年より増えているとのことだ。カキツバタも咲きそろってきた。何となく初夏の香り。

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赤い銀龍草

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アカモノ

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西城の大トチ。昔、樹洞に12人の子供に入ってもらったことがある。今は木の周囲にロープが張られて入れない。

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1本だけ咲いていた鈴蘭

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八幡の初夏を告げるカキツバタ。多くのところでとても良く咲いているが、中には花の少ないところもある。

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ハルリンドウ。

by konno_noboru | 2012-06-01 01:06 | Comments(1)