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山に暮らせば

2013/12/30 今年初め芸北写真くらぶの人たちと旧芸北町役場(現北広島町役場芸北支所)2階で昭和38年豪雪を記録した貴重な写真を見た。50年前の写真を見ながら38豪雪を体験者したくらぶ員は比較にならないほど様変わりしている現状から昔を思い出し、場所を特定して欲しいと言う無理難題に少しためらいがあるようだった。おぼろではあっても記憶の糸をたぐり寄せる。
 雪の降る日、カメラを手に八幡界隈を歩く。残念ながら雪が少ない。なおかつ俯瞰する場所がない。木も大きくなり見通しがきかない。諦めきれず2月まで古い写真を手に歩いたが納得できるものは1枚も撮れなかった。そして春が過ぎ夏が来て秋が去って2013年冬 12月。雪は降った。大雪である。八幡では120㌢の積雪。道路は大型の除雪機が、各家庭には小型の除雪機がある。38豪雪のようなことは再び起きない。八幡でも38豪雪を知らない人が多くなった。

 今年はいろいろお世話になりました。写真展のテーマは「雨」でした。来年のテーマは「日本の色」。記者時代どうしてもやりたかった企画。残念ながら出来なかった。いつかやろうと考えていたが、塾の人たち皆でやった方が予想外のものが登場して面白いのではないかと思い、皆さんに声をかけた。12色のクレヨン、24色のクレパス。そして手元に72色のクレヨンが入った箱がある。小椋佳のシクラメンのかおりに登場するのは薄紅色、それに近い色が紅梅色、桃色、牡丹色、肌色と紅の色が薄くなる。赤色の群には茜色、黄色の群には山吹色、青色の群には納戸色、紫色の群にはすみれ色と散りばめられる。
 塾の人たちそれぞれが挑戦する。現代色事情か彩時記かそれとも古代色。いずれにしろ日本の色の呼び名は消えていきそうだ。一つの日本の文化が消えようとしている。

 川小田でも1m近く降った。10時から午後2時まで除雪にたっぷり時間を取られた。汗もかいた。このまま降らなければ正月明けまで除雪はしなくてすむ。
2013年 たくさん訪ねてきていただきありがとうございました。また多くの方にコメントをいただき感謝します。なかなか返事を書かない人ですがお許しください。来年もよろしくお願いします。

 
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屋根から落ち山になった雪を鍬でそぎ落とす。その後除雪機で飛ばす。まだたっぷり屋根に雪があるので落雪を気にしながらの作業。ちょと腰がひけている。撮影してもらったものを一人二役に合成しました。

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滝山峡。ハッとするような光線が来る。ラッキーと感じる瞬間。

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帰り道。轍は電車道のようで脱線することはない。たまたま向かいから女性の車が来た。少し沈黙があった後、小生が50mバックした。

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72色のクレヨン。現役時代にプレゼントされたもの。絵が描けないのでずーっと飾っていた。

by konno_noboru | 2013-12-30 20:08 | Comments(3)

山に暮らせば

2013/12/27 雪・雪・雪・よく降る。ふわふわ降る。とにかく降る。芸北・川小田地区では午前6時、正午、午後5時の3回、時を知らせるサイレンが鳴る。正午のサイレンが鳴った後、雷鳴が轟いた。降り続いている雪が激しさを増す。積雪は50㌢を超えただろうか。 しばらくして小雪が舞う程度になる。窓から眺めていると雪の降り方がとても優しい。八幡で経験した雪は真上で雷が鳴り、西からの強風に叩きつけられ真横から降る。地吹雪で舞い上がった雪で前が見えない。強い風の場所に雪は積もらない。とても激しい降り方で脅威に感じたものだ。きょう午後1時 八幡の積雪は75㌢。
 それに引き替えここは周囲を山と大きなヒノキに囲まれているせいか雪は上から降る。瓦が見えていた赤い屋根に雪は瞬く間に積もり滑り落ちる。落下した雪で山ができる。一昨日、落ちた雪を少し取り除いたが、いままた取り除いた分以上うずたかくなった。年末年始、雪掘りで汗をかかなければならない。運動不足解消にはちょうど良いと思わなければ生産性のない作業は辛い。

 昨日、北海道から怪獣が戻ってきた。小学2年にもなると怪獣の域を脱して少年だ。いつの間にか気遣いができるようになっている。「危ないから気をつけて]と言われれば、あーあ立場は逆転したかと思う。


 一昨日八幡界隈を歩いた。そのときの写真をアップします。きょうさらに積もったので状況が少し変わったはずです。やはり、八幡の美しさは厳しさの裏側にあると言うことを知らされる冬になりそうです。

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静かに降る雪。激しくなれば視界はさらに悪くなる。

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屋根から雪が滑り落ちる。落下した雪は放ってはおけない。落ちた雪と屋根に積もった雪と繋がれば凍り付き、引っ張り合って庇を折るほどの力を生み出す。

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(25日撮影) 庇から伸びた氷柱。透き通るほどきれいなのは萱が新しいからなのだろうか。

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(25日撮影)とても天気が良かった。陽が当たり、かやぶき屋根にできた氷柱は水滴をたくさん落としながら急速に溶ける。

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(25日撮影)苅尾(臥龍山)の山毛欅は雪に覆われていた。きょう27日さらに降ったので山頂一帯の積雪は1mを超えただろう。

by konno_noboru | 2013-12-27 15:45 | Comments(5)

山に暮らせば

2013/12/24 予想通りクリスマスに大雪になった。20日から連日雪掘り(除雪)。気温が高いせいか雪が重くなっている。屋根から落ちた雪がたっぷりあるのでもう少し頑張らなければならない。
 どうも時間の使い方が下手だ。1日が30時間くらいあるペースでやるので雑用は溜まる。何とか片付けてさっぱりした気分で年を越したいね。

観光協会のカレンダーをご購入された方、ありがとうございました。

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さすが除雪車のパワー。スコップでは3日かかっても除雪できない量を30秒もかからないスピードで押しのけていく。38年豪雪の時あれば2階から出入りしなくてすんだのに。

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屋根から落ちた雪。放っておくと堅く締まるので早めに除雪しなければならない。たっぷり汗をかく力仕事になる。

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雪は降り続ける。傘が花になる。

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2階からの眺め。雪の降り方で着雪の形が変わる。

by konno_noboru | 2013-12-24 00:49 | Comments(1)

山に暮らせば

2013/12/17  大急ぎで年賀状を作らなければならない。午年用の写真がない。古いネガから探し出したが古いものはやはり古い。追い込まれた気分で撮り直しを考えた。候補は神社に奉納された絵馬。中でも芸北町(現北広島町)大暮出身で、山県郡、高田郡内に絵馬を残している絵師・佐々木古仙齋(1794年~1870年)の作品。古仙齋の作品では中国山地で行われていた「たたら製鉄」の状況を描いた「紙本着色隅屋鉄山絵巻」(広島県重文)がよく知られている。
 新聞社のカメラマン時代に神社の絵馬を見て歩いたことがあった。描かれた人物の額が広く、彩色のきれいな剥落のない絵に「古仙齋」と記してあったのが妙に引っかかった。古仙齋とは何者か。中国山地一帯の神社を訪ね歩いた記憶は新しい。

 4日前、日吉神社(安芸高田市美土里町北)を訪ねた日は雪が降り寒い日だった。神社近くの人に総代さんに連絡を取ってもらう。絵馬を撮りたいという突然の訪問者の願いを快く受け止めてもらった。車の中で待っていると雪の中をずきんを被った小柄な女性が神社の階段を上り始めた。一礼し本殿に近づく。歩幅は狭い。私と同年齢? 鍵のかかった本殿の戸を開け中に消えた。周囲は雨戸が閉まり中は暗く何も見えなかった。電気をつけてくれた女性は「寒いですね」と声をかけたあと正座でずーっと正面を見ていた。絵馬は本殿正面に掲げてあった。ストロボは使いたくない。三脚を据えて撮り始めた。
 高宮町の宮地山神社も訪れたが、残念ながら総代さん留守で再度撮りたかった「猿駒曳図」は撮れなかった。
 手元に古い「猿駒曳図」の写真がある。もう20年も前のものだ。年賀状に使用する「曳馬図」と対をなすものだ。

芸北観光協会(北広島町観光協会芸北支部)の2014年版カレンダーができました。
例年、年末ぎりぎりで地元の人たちをやきもきさせています。9月から制作に取りかかろうとかけ声が上がりますが、芸北写真くらぶの人も多忙な人が多いので完成はいつも12月になります。
今年も小生の写真を使っていただきました。お手元においていただければ嬉しいです。
 ご注文は北広島町観光協会芸北支部 0826-35-0888です。メールでも受け付けているそうです。

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2014年版カレンダー。花の写真が小さく入っています。

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古仙齋 猿駒曳図 高宮町宮地山神社

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芸北・岡田神社 画・古仙齋 左下隅に源正光の名がある。刀工・正光邸に桜があるが、あの正光の奉納になるのだろうか

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画・古仙齋 

by konno_noboru | 2013-12-17 14:51 | Comments(3)

山に暮らせば

2013/12/14  今朝、新聞の写真コンテストを見てから気分が芳しくない。「なんとまあ」である。新聞を放り出して降り積もった雪の処理。手始めが車の上に積もった雪下ろし。20㌢以上ある。まだ降りそうなので除雪作業は中止。市内に出なければならないので、八幡を経由して出ることにした。
 八幡。気温は1℃。除雪後に降り積もったのだろうか。道路に少し圧雪がある。いつものように大歳神社界隈を走る。町道の除雪はいつも完璧だが、農道は手つかず。生活道ではないので除雪はされない。写真撮影は除雪されない農道を歩くことになる。今のところ雪も多くないので長靴で大丈夫。50㌢、60㌢と積もればスノーシューが必要になる。さて、どんな冬になるのだろうか。

忘年会シーズンである。すでに4回終わった。まだ数を重ねる予定。気のあった仲間と飲むのは楽しいのでつい調子に乗って独演会をやってしまう。周りの人に言わせれば、これもまた「なんとまあ」である。
忘年会も多いが、ドリミネーションの撮影回数も多い。今夜も行ったが土曜日はさすがに子供連れが多い。可愛い声で「きれいねえ」とはしゃぐ姿を見ると朝の不機嫌さなど吹っ飛ぶ。子供は良い。自由で、伸びやかで、恐れ知らずに走り回る。よそ様の子供を見ても可愛いのだからわが孫ともなれば、もう-、といった感じである。
 我が家にいる孫の発表会があった。年長組と年少組である。交互に舞台に上がるといった感じだ。年少組の男の孫はよその子とは動きが違う。つい調子に乗って独演会をやってしまうタイプだ。同じ歌なのに違う歌を歌っているようにも見える。それがまた「なんとまあ」可愛い。
 北海道の孫は26日に帰省する。怪獣はさらに進化して帰るだろう。そして間もなく爺ちゃんは相手にされなくなるのだ。それでも手なづけようと気を遣いお金まで使う。家人に言わせれば「なんとまあ」馬鹿なこと、になる。

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八幡洞門を抜けると別世界。本当に雪国である。

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風で吹き飛ばされる雪は雪庇(せっぴ)になり、次第に川幅が狭くなる。

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苅尾(臥竜山)は時々姿を見せた。苅尾の雪景色は本当に美しい。

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積雪は20㌢以上。ガレージがあるのだが、がらくたを入れているので、車はいつも外。飲みかけのペットボトルのお茶が今朝は見事に氷結していた。

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ドリミネーション撮影の今年のテーマは露光間ズーミングと長時間露光。これは露光間ズーミングのもの。

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長時間露光。手前の赤いラインは自動車の光跡。

by konno_noboru | 2013-12-15 00:28 | Comments(1)

山に暮らせば

2013/12/06 28日に積もった雪は20㌢を超えていた。除雪機で飛ばそうとしたが、水分を多く含んだ雪で上手く飛ばない。除雪機は回転式の集雪口で集めて吸い込み、煙突状の投雪部から吹き飛ばす構造で湿った雪は煙突部に詰まる。たびたび詰まるので除雪作業は中止。この時期の雪は腰が弱いからすぐ解けるはず。屋根から滑り落ちたものが帯状に残るだけ。きょう、雨だったので、残った雪はさらに消えた。

 12月になり、一回目の忘年会が済んだ。仲間と飲む酒は本当に美味い。平和通りのドリミネーションも見た。
 魅力的な柿の木がある。見ておかなければならない。塾の人が2回も撮影に出かけているので触発された。それに知らないで「ああだこうだ」とは言えない。
 光線具合など聞いていたので、夕方の光線で撮ることにして出かけた。時間合わせに近くの香六ダムに寄る。湖はルアー(疑似餌)&フライ(毛針)フィッシングの専用釣り場になっている。帰りがけの人に声をかけ釣果を見せてもらった。クーラーを開けてびっくり。ニジマス。クーラーボックスからはみ出すほど大きい。若いころルアーフィッシングをしていたのでその魅力を聞かなくてもわかる。最後に一言どう料理するのか聞いた。若い釣り人は「ムニエル」と応えた。

 柿の木を見に行く。樹高12㍍。胸高幹囲2.31㍍。樹齢推定270年。木の姿も美しいし迫力がある。すぐそばの田圃で小型のトラクターの泥を落としていた人としばし話す。「今年は実の付きようが少ない。多いときにはウメモドキのようにいっぱい付く。樹勢が気になるが、今年は手入れをしたので効果が出るのは来年かな」ときれいな話しぶりで聞かせてくれた。トラクターに乗り、大きな柿の木の下をエンジン音とともに去っていった。

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クーラーからはみだすサイズ。サケ科特有の鼻曲がりもいる。こんなに釣れるとやめられないよなと思う。

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香六ダム。農業用のダム。PLフィルターも使用せず「メモ代わり」に撮ったもの。塾の人は朝霧の中の釣り人を雰囲気良く撮っていた。

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佐々部の柿。近くには大きな銀杏の木もある。

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時期的に遅かったかも。実が落ちていた。

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迫力がある木だ。

by konno_noboru | 2013-12-06 21:00 | Comments(1)