山に暮らせば

2024/01/05  窓から見える景色はいつもの冬とは違う。雨の日が多く80㎝以上積もった雪が瞬く間に消えた。これまでも雪のない1月はあったが田んぼがくっきり見え、滝山川の水量が少なく川が痩せ細ることはなかった。
 間もなく2024年の塾も始まるので下見を兼ねてドライブ。休業中のスキー場がある掛頭山に立ち上る霧の流れが目にとまる。蒸気霧なのか。冷え込めば木々に凍り付いて樹氷になるのだろうが、気温は高めだ。隣の苅尾(臥龍山)は雲の中で全く見えない。撮るものもなくR191号線で益田市の水仙公園へ。
 美都町を過ぎたあたりから道路脇などにスイセンは咲いていたが、水仙公園の駐車場から見たとき花の少ないことはわかった。どれだけ咲いているか、撮影に仲間と一緒に訪れても良いか確認のため海岸へ降りた。3組の家族連れに会った。少し来るのが早かったですね、と笑うのが挨拶。
 風裏になる場所では咲いているが、全体的に見える場所ではほとんど蕾。咲きそろうのは月末頃かも。
 冬こそ芸北は美しいと言い続けているのだが、雪不足、冷え込み不足で期待する風景にはならない。生活するには穏やかな冬と感じれば良いのか。裏と表。これからに期待。


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掛頭山に霧が立ち上る。明日の朝冷え込めば樹氷が見られるのだろうが…。



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定番のポイント。沖に見えるのが高島。風が左側から吹くが、咲いている場所は風の当たらない場所。


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上の写真と同じ花だが、少し左によって下からあおって撮る。



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芸北・川小田。圃場整備された田んぼの畦がくっきり。これは冬の景色ではないと思う。
手前が滝山川。春になればこの川でアマゴ釣りを楽しむ。




# by konno_noboru | 2024-01-06 00:11 | Comments(1)

山に暮らせば

明けましておめでとうございます
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北広島町川小田 笹山神社

 初詣に行き晴れやかな大歳神社の家族連れの写真を撮り、ブログにアップする予定でしたが、能登半島地震のニュースを知り、心穏やかでなくブログ更新を見送りました。そしてきょう、昨日最初に初詣に行った近くの笹山神社の写真に決めました。
 静かに迎える正月に適した風景だと自分を納得させました。


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               臥龍山 2024年1月1日16時22分撮影 樹氷が見えた

 新しい年の始まりが「令和6年能登半島地震」という信じられない大災害での幕開けになりました。テレビを見ながらただ被災者の方々に心からお見舞いを申し上げることしかできないことに胸がつかえました。
 ちょうど地震が発生した16時10分、雲に隠れた臥龍山山頂の樹氷が現れるを待っていました。今年が辰年、最初に撮るのは臥龍山と決めていたのです。年末の大雨で80㎝もあった雪が10㎝程度にまで減り、寒さも気にならない陽気でした。


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 八幡・大歳神社 境内にあるブナ。1m近くあった雪が大雨で溶け春の根開けのようになってました。



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大歳神社と雲の下の臥龍山。ただ、風に任せ臥龍山の上の雲が流れるのを待つ。
今年も「忍」の一文字。



# by konno_noboru | 2024-01-02 15:13 | Comments(1)

山に暮らせば


2023/12/27 除雪のことを考えながら、部屋の灯りに照らされて横殴りに降る雪を見る。窓を開ければ虫が飛び込むような勢いで舞い込み瞬時に消える。屋根に積もった雪は不思議な擦過音を残して滑り落ちていく。
 80㎝近く積もった雪の除雪を始める。作業を始めて間もなく突然除雪機が動かなくなった
。必要以上に負荷がかかると勢いよく雪を吹き飛ばす回転翼のボルトが折れて機械にダメージを与えない仕組みになっているのだがボルトの折損とは違った。重修理になるのか除雪機は緊急入院になった。
 雪掘りが出来ないので散歩に出る。生活道路は完全に除雪されているのでウオーキングシューズでOK。
 橋を渡っているとき目の前を小鳥が高速で横切った。目で追うことは出来たが不運なことに望遠レンズを持っていない。105㎜では豆粒にしか映らないが撮って画像を確認するとカワセミ(翡翠)のようだ。ウスタビガの繭は雑木林の枯れ枝に3~4個見えた。気分が良いので2時間行程のコースを歩いたが、出会った人は除雪中の隣の人だけだった。


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雪の中でカワセミを見ることがなかったので望遠レンズは持っていない。
川の中の枯れ木に止まったが、小さい鳥がさらに小さい。




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除雪中に除雪機が故障。屋根の雪が落ちて山になっているのをスコップで挑むことは無理。
放っておくと堅くなるので除雪機の復活を待つのみ。


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お隣さんは除雪機の扱いが上手い。きれいに雪を飛ばしていく。



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ウスタビガの繭。枯れ枝にぶら下がっているが緑色がきれいだ。ちょうど西日が入る場所。後方にも2つある。





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散歩コースには国道186号線がある。歩道と右側の車道の境は除雪した壁。積雪が多くなれば
当然境目の壁は高くなる。歩行者にとっては保護用の安全壁である。


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稲刈りの住んだ田んぼ。コンバインの跡がくっきり描かれたようになるのは土が軟らかく
コンバインが移動した跡。




# by konno_noboru | 2023-12-28 02:46 | Comments(1)

山に暮らせば

2023/12/05  今朝、家の前を流れる滝山川沿いに霧氷は出なかった。霧氷は水面から蒸発した水蒸気に冷たい空気が流れ込んで出来る蒸気霧が生みの親。霧氷が出来る場所は急流ではなく流れが遅く水深のある場所(渕)。止水域のような渕が小さくなれば霧の発生量も減るのか。
 霧氷が見られることを期待して塾の仲間に朝早く芸北に来るようにと連絡していたが、空振りに終わった。残念ながら霧氷を諦め樽床ダム(聖湖)へ。雨が少ないので水量は減っていると思ったが、予想を超える減水だ。
 12月にしては寒くない聖湖畔。昭和32年に完成したダム。水没した大きな木の切り株が姿を現したのは初めてではない。雨が少なかった年など何度か見たが12年に一度行われる堰堤のメンテナンスで水が抜かれた時に凄いと思ったが、今はそれ以上の減水だ。70年も前に伐採された木が今年また化石のように出現。木の種類はわからないが、とても堅かった。残っているのは空気に触れなかったからか。
 急斜面になった湖畔を歩きながら眺める切り株は野外彫刻公園の作品群。動物に見えたり、人形に見えたり、不思議な空間。仲間はそれぞれ気に入った切り株の前でじっくり撮っている。何を思ってカメラを向けているのだろうか?


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湖畔に出現した切り株。まさにアートである。後方中央の山が苅尾(臥龍山)。



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オオトカゲ? くちばしを伸ばしたアカショウビン?



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犬。後方に人形。



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亀 ???



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エイリアン?? 湖畔は水量が段階的に減ったように段差がある。段差の幅があるので歩経路になる。



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巨岩だが、少しずつ割れている。





# by konno_noboru | 2023-12-05 23:10 | Comments(1)

山に暮らせば

2023/12/04 
 滝山川沿いの木々に霧氷が着いた。霧氷が着くのは決まって增田屋渕と呼ばれる川霧が発生しやすい流れの緩やかな場所。
 東側に少し高い山があるため山際から日が差し込むのは午前9時。鉛色で枯れ枝のように見えた木々は陽を受けて細い小枝まで白く輝き、次第に全容を現す。朝の光のマジックーショーはつかの間。太陽が山際を離れる頃、命短い霧氷は消えていく。
明日の朝も放射冷却が起きそう。雨が少なく、滝山川の流れが細くなっているのが気がかり。もう少し水量があれば川霧はもっと発生するはずだが…。


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白く輝く霧氷は遠くから見れば冬の花。



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レンズが濡れていたらしく狙いとは少し違ったが、まあこれもありだ。

                            

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冷え込みました、と庭の小枝も主張する。


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陽が昇ると田んぼの霜が溶けて水蒸気が上がる。霧氷も消える。







 

# by konno_noboru | 2023-12-04 19:39 | Comments(2)