山に暮らせば

2007.07.01   もう7月。最近、身体に染みついた季節感が狂ったようで仕方がない。感覚的なものだが、この花はもう咲く時期なのかとか、あの花はまだ咲いているのかとか不思議に思ったり、驚いたりすることが多い。
 アザミにアゲハチョウが舞うのも、ヤマジノホトトギスが咲くのももう少し先でなかったかと言う気がしている。しかし、山野を散策していて嬉しいのは、野花菖蒲がこんなにあったかと思うほど群れて咲いているところを見たり、朱鷺草が増えていることを確認したり、一茎六花のササユリを見に行って近くに一薬草がたくさん散らばっているのを見つけた時など。
  2日前だったか、岩場にピンクの花が咲いているのを見つけた。望遠レンズで覗きながら、ウチョウランではないかと思った。ロープもないので下りて確認できなかったが、ウチョウランに違いないと独り合点してすごく嬉しかった。ロープを持っていけば下りられるが、1人では少し気持ちが悪いかなあ、と引き下がっている。
 
 今朝は何故か早く目が覚めた。最近、ときどき目覚めの良い朝がある。外は雨が降っている。どこかに飛び出して行きたいが、車のエンジンの調子が悪く、「いつ動かなくなってもおかしくない」という自動車屋さんからのお墨付きをもらっているので、じっとしているしかない。きょうは来客歓迎である。


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アザミと黒揚羽。好きな素材です。光線の良い花に止まってくれるのを待ちます。「忍」の一字です。

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イチヤクソウ。あっと驚くほど簡略化された造形美です。花を撮っていて楽しいのは、この非の打ち所のない造形美に出会うときです。
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ホトトギス。まだ出番じゃないでしょ! と言いたい気持ちで撮りました。もう咲く時期なのかなあ。

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ウチョウランではないかと思う花。岩場なので下りられず望遠レンズで撮りました。上にあれば花の形がわかり、良かったのですが下に咲いているので、花を上から見たことになります。

# by konno_noboru | 2007-07-01 11:05 | Comments(9)

山に暮らせば

2007.06.26 更新を1カ月休んで、再開するのに何故かパワーが必要と感じていました。再開後、センリさん、koikeさん、ocarinaさん、UFOさん、floraさんなど多くの方に背中を思い切り押してもらったようなコメントをもらい、少し勢いが付きました。
 さくら・ふみさんにもご心配をおかけしました。Nさんから連絡をもらいました。「初ちゃん」さんがアサギマダラを見て田中一村の絵を思い出したとありました。私も20年くらい前ですかNHKテレビ日曜美術館で一村を見て衝撃を受け、画集を手に入れていました。一村はアカショウビンを描いているし、生き方にも共感するところがあって、機会あるごとに開いてながめていました。今回またまた、開いて納得しました。
 それぞれのハンドルネームを見ながら、存じ上げている方もおられるし、知らない方もおられます。楽しみに見てくださっていることに感謝します。

 1カ月休んだ間に撮り貯めたものがあるだろうから、アップしたらどうかといわれましたが、やはり古いものは止めます。新鮮なものが届けたいと思っています。最近は花の数が増えているので撮影カット数が増えています。特にオオヤマレンゲと小さいラン(蘭)は蕾の時から何度も通っています。オオヤマレンゲは咲き始めましたが、絵になるところの花がなかなか咲かなくて時間を費やしました。前回とダブりますが、オオヤマレンゲを再掲します。
小型のランはつぼみ(蕾)のままです。今週中には咲くでしょうから、咲いたらアップします。

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オオヤマレンゲの蕾です。多くは葉の上に乗っかっています。少しアンダー気味なので、見にくいかも知れませんが、白いのが蕾です。

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葉の上に乗ったままで咲いた花もあります。多くの花は近くになく、撮影するのに距離があるのと撮影場所が狭いので撮りにくいことがあります。撮影しやすい場所にある花が咲くまで待つしかありません。

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花の重さで葉の上からこぼれ落ちるのでしょうか、葉の下に隠れて咲くものがあります。隠れて咲いている方が白がきれいに見えます。

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山頂の岩場に咲きます。きょう(26日)、時々ガスがかかって下界は見えませんでした。

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トキソウ。あるかも知れないと探しに行って見つけるとやはり嬉しいです

# by konno_noboru | 2007-06-27 01:57 | Comments(6)

山に暮らせば

2007.06.22 オオヤマレンゲが咲いた。見事に咲いている。木の数が少ないので花の数も多くはない。咲くタイミングに合わせて数回行くことになる。咲いたときの品の良さはまさに「天女の舞い」である。特に日陰に咲いている花の白さは際だって優雅である。
 この時期に咲く花は他にもあるが、どうも他の花の写真と並べるのは芳しくないと思った。
  新聞社にいたころ5月3、4、5日のフラワーフェスティバルが終わればサンカヨウを見に山に登り、6月はオオヤマレンゲが楽しみだった。7月は小さな蘭をさがし、8月6日の原爆慰霊祭が終わればキレンゲショウマを見に渓谷に入る。サンカヨウ、オオヤマレンゲ、キレンゲショウマが夏を代表する花として記録し続けてきた。
 ただ、最近山に登ると息切れを感じ始めた。体重が増え、リュック1つ余分に背負っているように感じる。体力の衰えるスピードを緩やかにすることを考えなければならない。
 
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オオヤマレンゲは日陰でしっとりと咲くのが似合う。陽が当たれば白が美しく再現できない。
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# by konno_noboru | 2007-06-23 01:48 | Comments(7)

山に暮らせば

2007.06.16 たくさんのコメントありがとうございました。いろいろご心配もいただき感謝しています。今、改めて頑張らなければいけないなあと思っています。
 写真を撮ることが好きなのは、夢中になれるからです。4月ごろから、何となくしんどいと思うことがありましたが、マイナスの気分もプラスの良い方向に向かっています。
 いい季節になったので、花を探したり、山に登り、良い写真が撮りたいですね。良い写真が撮れれば更新は楽ですが、撮れないと更新もままならないのです。最低3枚を目標にしていますが、1枚でも良いですから更新してくださいという言葉に甘えることになるかも知れません。

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一茎八花のササユリです。昨年が七花だったかなあ。傍に一茎六花もあるので、14の花が咲くのです。近くには3つ蕾を持ったものなどがあります。

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ツキノワグマが春先に食べるヒメザゼンソウの花です。

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サイハイラン。采配を振るう-の采配。名前の由来どおりの花です。最近見ないなと思っていましたが、まとまって咲いていました。不思議な魅力があります。

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ウリノキ。なかなか開いてくれなかったのですが、昨日やっと咲きました。

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ジガバチソウ。探しても見つからないことが多いのに、ことしは数本見かけました。直立していたはずですが、根元が少し崩れて、花も斜めに傾いて咲いていました。

# by konno_noboru | 2007-06-16 21:07 | Comments(7)

山に暮らせば

2007.06.10 久しぶりの更新です。体調を崩していたわけでもなかったのです。写真もずーっと撮り続けていたのですが、何故か更新する気力がなかったのです。写真を撮るときのわくわく感がなく、無気力な写真のような気がしていました。
 きょう、知り合いが来て、「更新がないと寂しいので、1日1枚でも良いですからアップしてください」と言われました。
 土曜日に山岳会の大先輩の葬儀に出かけて、先輩に「写真撮ってないのか、長く休んでいるな」と言われて、ハッとしました。
 気合いを入れ直さないといけないようです。

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霧の日のブナ林が好きです。山に雲がかかれば、走っていきます。
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コアジサイ。離れて撮影しても、花のアップを撮っても意外性があるので、撮影機会の多い花です。
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タニウツギが咲けば次にオオヤマレンゲが咲きます。オオヤマレンゲはまだ蕾ですが、あと1週間で咲くでしょう。
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知り合いが大分県の姫島でアサギマダラをたくさん見たと教えてくれました。芸北の山にもぼつぼつアサギマダラが見え始めました。花の開かないヒヨドリバナに止まりました。花が咲かなくても蝶にはわかるのでしょうか。

# by konno_noboru | 2007-06-11 02:17 | Comments(14)

山に暮らせば

2007.05.07 6日まで写真展の会場に詰めていたので、写真を撮る時間もなかった。きょう、少し時間がとれたので少し歩いてみた。驚いたのは、花が随分咲きはじめていたこと。
 車で走っていて、ふと気づく花がある。今はアケビの花。好きな花なので、撮影カットも多い。五葉アケビ、三つ葉アケビともに可愛い形のいい花です。
 この時期はどうしても花を見に行くことが多くなる。あの花は咲いたかなあ-と、訪ね歩くことが多く、昨年と同じ場所に咲いていると、安心。同じ場所にあっても昨年と同じ花ではない。この時期にはヤマシャクヤクとエビネがメーンになる。
 今年のヤマシャクヤクは花があまり芳しい状態ではなさそう。遅霜にやられたのか虫が食ったような縮こまったような花がいくつか見られた。蕾がまだ多くあるので、「抱え咲き」の清楚な姿が見られるはず。
 エビネは嬉しいことに、株数が増えている。昨年の葉が傷んでいるが、勢いの良い花が咲いている

※5日に写真塾の人と浜田市三隅町の三隅神社そばのツツジを見に行って来ました。5.6日がツツジ祭りでした。野に咲く小さな花が好きなのですが、圧倒されるほどのツツジを見るとやはりいいなあ、と思います。

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五葉アケビ
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三つ葉アケビ
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ヤマシャクヤク
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エビネ
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付録・三隅神社そばのツツジ  5万本あるそうです。

# by konno_noboru | 2007-05-08 00:02 | Comments(7)

山に暮らせば

2007.04.29
「リンゴに木に氷が付いたよ」と永見リンゴ園の永見さんから電話がかかったのは、何となく寒くて目が覚めたすぐ後。寒さを感じたのは掛け布団1枚減らしたためだと思った。
 今朝は冷え込んだのだと気づき、飛び起きて車を走らせた。
 リンゴ園はガラスの森のように凍り付いていた。スプリンクラーから散水される水はリンゴの木の上に霧となって降り注ぐ。冷え込みで霧がリンゴの木を包むように凍り付く。
 リンゴの蕾や花を氷り付けにするのは、氷の着物を着せて霜害から守るためだ。
 春めいても、芸北では遅霜があり、氷点下になり花が傷むことがある。リンゴの花を氷中花にするのは、0度以下になり、花が傷むことを防ぐためである。
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スプリンクラーは45秒から1分で1回転する。降り注ぐ雨の中で濡れないようにするが、夢中になり、ずぶぬれに近いことになる。傘を差せばということになるが、枝が低く張っているので、出来そうにない。枝を折ることもありそうだし-。

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氷りに包まれた蕾。零度以下に下がらない。表現は悪いが「毒をもって毒を制す」といった感じ。

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リンゴの木の上から散水される水は雨のように降り注いだり、霧のように空中を舞って下りてくるものもある。

# by konno_noboru | 2007-04-30 00:56 | Comments(6)

山に暮らせば

2007.04.27 明日28日から北広島町有田(旧千代田町)のショッピングセンター サンクスの2階にある「ギャラリー森」で、芸北写真塾の生徒さんの写真展を開きます。お近くに来られたら寄って見ていただければ光栄です。
 きょうの芸北は「駆け足の春」といった感じです。リュウキンカもムシカリもコブシもサクラも桃も咲きそろいました。カラマツの芽吹きもきれいです。
 湿原のリュウキンカはちょっと撮影しにくい状況です。冬に雪が少なかったため、アシなどの植物が雪に押さえつけられて倒れることもなく、立ち枯れのまま。その根元で咲いているので、撮影は難しいかもしれません。
 我が家の近くでタムシバの後コブシが咲きました。コブシには開花と同時に、小さな葉が1枚出るので、葉の出ないタムシバと区別が付きます。
 八幡には多くの家に素晴らしい枝垂れ桜があります。車で走っていても結構、目に付くので車を止めて眺めます。アップした桜は柴木川土手のさくらです。
 また、最後の写真は国道191号線の虫木トンネル付近の山です。「春紅葉」というのでしょうか、秋の紅葉のような感じになります。好きな場所なので、この時期にはたびたび撮影に出かけます。
 




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咲き始めた立金花(リュウキンカ)
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コブシ 花の付け根に1枚の葉があるのでタムシバと区別が出来ます 
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柴木川土手の桜。今が満開です。後方の山が臥竜山。
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虫木峠近くの山です。山桜が咲いたり、赤い木の芽の芽吹きだったり、季節を問わず、楽しませてくれる場所です。

# by konno_noboru | 2007-04-28 01:26 | Comments(3)

山に暮らせば

2007.04.24 八幡の桜はまだ咲きません。特にわが家の桜だけが遅いとは思えないのですが-。目にする枝垂れ桜の咲きが、八幡以外で見る桜の開花状況とは違うような気がします。また今年の桜は花つきが悪いようで、華やかな満開はいつだったのだろうかと思うほど、メリハリがないのです。
 気に入っている北広島町橋山(旧芸北町橋山)にある大歳神社の枝垂れ桜も、もう葉が出はじめています。やはり、冬が暖かかったせいで、花の付き方や咲き具合が悪かったのでしょうか。
 桜以外の木が気になりますが、ムシカリはぼつぼつ咲きはじめました。白い花が目立つのはこれからです。猩々袴(ショウジョウバカマ)の白花が3本ありました。紫がかった色の花に比べると、清楚で可愛く見えます。
 クロモジも小さな花をつけ始めています。この花も近くで見れば意外な表情です。可愛いです。
 ゴヨウアケビも咲きました。芸北の春が次第に鮮明になってきました。
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# by konno_noboru | 2007-04-25 21:32 | Comments(7)

山に暮らせば

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地久院の枝垂れ桜  日没後30分くらいは色温度の関係で空が真っ青になります。空が青く映る時間帯を狙ってみました。 
2007.04.20 昨夜、地久院と長沢の枝垂れ桜を見に行ってきました。いずれも5分咲きになったかどうかと、いった感じです。
 昨夜も午後8時で気温が3度でした。朝と夜は結構冷え込むので、花は来週後半まで持つかも知れません。あすからの天気が気になります。

 庭にある桜はまだ蕾が堅いのです。開花は5月になるでしょう。雪は少なかったのですが、冷え込みは例年通り厳しかったので、桜の開花も昨年とあまり変わらないのかもしれません。やはり八幡の気候は広島でも特異な気候なのでしょうか。

 


# by konno_noboru | 2007-04-20 22:31 | Comments(4)