2023/01/17 朝、滝山川沿いの林に霧氷が着いていた。確認したいこともあり早めに流域を歩いた。
霧氷はいつも增田屋淵と言われる大きな淵周辺で一番きれいに着く。增田屋橋から霧氷の着く林までは150m程度下流。上流ではほとんど見られない。
我が家から川の流れの見えるところは白波を立て勢いよく流れる早瀬、ついで少し緩やかな平瀬、そして池のように静かな淵と続く。淵の手前で川は大きく左に曲がっている。曲がって流れているところは川の外側(右岸)ほど流れが速く川岸(左岸)に近づくほど遅いので大きな淵は川霧の供給源としては良い。
霧は気温が水温より低い時に発生する。昨夜から冷え込み川面や周辺から湯気が上がり、川霧になる。川霧が発生するのは、無風のところほど良いようだ。風が強いと水面近くの空気・水蒸気が流されてしまうので川霧は発生しにくい。防風林の役目をしていた近くの林の木が切られて風も川面を走る。増田屋のしだれ桜に霧氷が着かないのはすぐ下が早瀬だからか、それとも風通しが良くなったからか。
いくつかの条件を考え窓を明ければ霧氷が見えるのは素敵なことだ。
10時から益田市の水仙公園へ。1月1日に出かけたときに12月22日の大雪の日に強風で激しい潮風が吹き付け大きなダメージを受けていた。益田市に住む塾の仲間から花が咲き始め回復した、と連絡があった。
潮風を受けた場所の後遺症は残っているが風に当たらなかった場所は見事に咲いている。今月いっぱい楽しめそう。
滝山川の増田屋淵沿いの林に着く霧氷。春一番に黄色いマンサクが咲き、ヤマメ釣りが楽しめる。
さらに初夏には大きな2本のネムノキの花、秋は紅葉して楽しませてくれる。(撮影は木を切った小高い丘の上から)
右端のクルミの木から左に向けて霧氷の木々が続く。しだれ桜はわずかにあるのだが上流だが霧氷は着かない。樹種によって着かないものもあるのか。
気温が上がった。積雪が水蒸気を上げて溶ける。冷え込めば蒸気霧となって木々に着き、霧氷なる。
增田屋橋の上から下流を見る。川の手前から流れの速い早瀬、平瀬、左に曲がって增田屋淵。右岸に流れの緩やかなトロ場があり、うっすらと水蒸気が見える。右岸ではここに良い霧氷が着く。
潮風のダメージが強かった場所も咲き始め、回復してきた。日本海は穏やかで瀬戸内海と変わらない。
元気の良い八重のスイセンが1本あった。
凄い香りがするが好きな人には良いのだろうが、当方、海の匂いの方が良い。