山に暮らせば

2010.01.12  午後11時30分。小雪が舞っている。窓の結露が凍っている。外はマイナス3℃。思ったより冷え込んではいない。八幡の積雪は60㌢弱。
 午前中、塾の人たちと八幡で撮影。ほんのわずかな時間、幸運にも雪を被った苅尾(かりお・臥龍山)のブナ林が見えた。地元の人たちは「あんなことで苅尾が有名になるとは夢にも思わなかった」と話す語気の弱さを思えば、やはり静かに祈るしかないなと思う。

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苅尾山頂付近の雪を被ったブナ林。ブナについた雪はもこもこ盛り上がる雲のような形だ。今年初めて雪の苅尾を撮った。

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苅尾上空の雲。日本海から吹き上げる風でさまざまな形に変化する。

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大歳神社付近。今年は何故かたくさんの獣の足跡が目立つ。雪原なので身を隠すための穴も掘っている。

by konno_noboru | 2010-01-13 00:27 | Comments(2)

Commented by aga-a at 2010-01-13 17:11 x
明けましておめでとうございます。
すっかり雪景色ですね。雪を被ったブナ林、一本一本の枝先にまで雪をまとってきれいですねー。なんだか海中の珊瑚のようにも見えてきます。
曇り空の雪景色、空より明るい雪面が今年の題にされた月明かりかと思うようです。神秘的ですね。
今年も折々のたより、楽しみにしています。
Commented by ocarina21 at 2010-01-18 21:57 x
苅尾・・・やさしい響きですね。きっと、古くから言い慣わされてきた名前なのでしょう。雪を被った銀色のブナ林、素適ですね。ブナ林の四季の美しさが見え、全てを見てきたブナ林のつぶやきが聞こえそうです。ブナの樹には、雪を被ってゆっくり眠り、春には元気に目覚め、緑滴る若葉をいっぱいにつけてほしいものです。雪原の足跡や穴から、獣達の動きが見えそうですね~♪