山に暮らせば
2011.01.22 少し雪が降った。地元の人は「あの程度は降ったと言わない」と笑う。車の上に軽く積もった雪はすぐに溶けた。道路の雪はほとんど消えて、車を走らせるに不安はない。
きょうも八幡界隈を走った。雪と風と太陽が織りなす世界は一瞬たりとも気が抜けないほど変化する。苅尾山の上あたりにある朝の太陽。西風が雲も飛ばす。雲が切れ、太陽光が降り注ぐ雪原と化した田圃。まるで懐中電灯で照らすように光の帯が東に走る。光を受けて雪に埋まりそうな民家が浮かび上がる。細長い光の帯となって光が次々やってくる。風と雲が芸をしてくれたらそれで良いのだ。
カメラを持った人に多く出会う。晴れたらいいと言う人もいるし、もう少し暗い空が良いという人もいる。晴れた日が幸運なのか、雪の日が幸運なのかわからない。わかるのはただ待つしかないと言うことだけ。雲が切れ光が当たるのを待ち伏せするようにじっと待つ。
by konno_noboru | 2011-01-22 23:17 | Comments(1)
雲間から光が差すと、雪原が空を照らしているようですね。
風に流されうごめくような雲が低く垂れ込めて、まだまだ雪を運んでくるのでしょうか。
緊張感が走ります。