山に暮らせば
2013/06/12 井上さん、初ちゃん、写真展に来ていただきありがとうございました。会場で「雨の日は色が鮮やかに見えるものです」と教えてくださった画家・清水馨さん。山口市や岩国市から来ていただいた人たち、そしてたくさんの人に見ていただき感謝です。来年のタイトルはすでに決めて写真塾の仲間には話しました。一年かけてじっくり撮ります。今回いただいた励ましの言葉を胸にみんなで頑張りたいと思っています。
きょうは芸北写真くらぶの月1回の例会日。地元の人に知らなかった場所に案内してもらえることがとても楽しい。休耕田を利用した養鯉場、さらに睡蓮畑、田圃が荒廃してできた湿原。撮影ポイントに入るとき「ちょっと声をかけてくるから」と言って地元の人なのに所有者の許可を得る。顔見知りの人にさえ礼を尽くす。「黙って入られたら腹が立つ」という声が地元には多くある。
ササユリの時期になった。「咲くまでの命。咲いてしまえば誰かが持って行く」と聞くと胸が痛い。我が家の近くに40本のササユリが咲いている。木を切り、雑草を刈り取り、たくさん咲かせようと手入れしているのを見ていると、感謝しかない。「咲くまでの命」の危機を脱しましたねと声をかける。芸北には善意の花がたくさん咲いている。慈しみ感謝しながら撮影したいと思う。
昨日、畑に新たな苗が植えられた。キュウリだ。蔓を這わせるネット、添え木などすべて写真塾の人の手になる。早く植えたキャベツは葉脈を残して葉は青虫にきれいに食べられた。キャベツの上を舞う蝶を見て地元の人には「青虫を飼っとるのか」と笑われる。まあ1年目だ。何をどうするかを教えてもらいながら、草をむしる。わかったことは野菜作りが予想より遙かに手間がかかるということ。「あんたの食べるぶんくらいうちの畑のものをやるよ」と言う声に意地でも逆らわなければならない。
今夜は午前中に撮影した写真の合評会。一人1品の料理が集まる。さらに名シェフが腕をふるう。とにかく楽しい。月に2回くらい開きたいとさえ思う。
by konno_noboru | 2013-06-12 19:31 | Comments(2)