山に暮らせば

2013.11.22 きょうは野菜畑の整理。最後の収穫はダイコンとカブ。茄子の茎は竹竿くらい太くしっかりしたものだ。引き抜くにも力が必要だった。トマトの茎は這うように横に伸びていた。初めての野菜作りは最後まで手探り。来年の夢を描いて堆肥を少し入れて耕した。
 昨日、八幡界隈を歩いた。空の色は明るく冬のものではなかった。鉛色の空に覆われ、周辺の木々の葉が散るころ、八幡に冬がやってくる。
 大歳神社近くでアトリとスズメの群れに遭遇。アトリを撮ってデジカメの液晶を見たき俵屋宗達の描いた「鶴下絵和歌巻」を思い出した。全長13㍍におよぶ長い絵巻きで鶴が同じ姿でアニメのように描いてあった。アトリとスズメが同じ場所でエサをついばんでいる。近寄れば逃げる。こちらが隠れればエサ場に下りる。田圃の畦にしゃがみ込み、絵画のような写真が撮りたい。頭の中に描くことをアトリもスズメそれを許してくれない。生き物の撮影が面白いのは想定外の連続だからだ。絵に描いたようにはいかないものだ。

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明るい冬の空。鉛色の雲が日本海(右方向)から押し寄せてくると八幡の本格的な冬になる。

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カラマツ。八幡にも植林されたカラマツ林が数カ所ある。すべて葉が落ちたときが冬だ。

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アトリ。飛び立ったアトリは白壁の友人宅手前で旋回する。

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スズメはアトリのように高く舞い上がって飛ばない。背景の処理ができないところを飛び回る。

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強い風が吹かないのでススキの穂は今も残る。

by konno_noboru | 2013-11-23 00:25 | Comments(2)

Commented by 初ちゃん at 2013-11-23 13:40 x
アトリは結構大きな鳥なんですね。白壁が背景なのでしょうか本当に日本画のように綺麗です。江戸期の日本画は私も大好きでよく模写をしていました。先日、田舎へ帰る途中でカラスの軍団が豊平の一本の柿の木に向かって集結しているのを見かけました。大朝方面からも向っていましたので気になり帰りに写真を撮ろうと車を寄せたらあっという間に散りじりに。雪交じりでしたが粘って隠れながら撮ったのですが夕方でカラスの色と同化して思い描く風景は撮れませんでした。柿の木はもっと沢山なっているのも大きな木もあるのにどうして車の多い場所を選んだのかと不思議です。アトリは絵になりますねえ。かっこいい!
Commented by 井上雅行 at 2013-11-23 17:33 x
今年の野菜も最後の収穫ですね。来年はどんな野菜を植えられるのでしょうか。八幡のカラマツ綺麗な色に染まりましたね。アトリの写真、まるで描かれた絵のようです。