山に暮らせば

2006.12.20  コメントをいただきながら、何の反応もしていないので、すごく心苦しいところがあります。ただ、写真を見て、喜んでいただけていると感じることができ、それが続けられている原動力だと思っています。これからも、多分、ほとんど無反応に見えるかもしれませんが、許してください。本当は1つ1つのコメントに感激しているのですから。筆不精なのに、ブログが1年以上も続いているのは、奇跡に近いことだと、自分では思っています。

※テンを撮影するため、準備をしています。25日から撮影に入る予定ですが、今夜、ひどく傷ついたように見えるテンがいました。撮影はしたのですが、街灯だけだったので、傷なのか、泥なのかわかりません。身体の左部分が赤く見えたので心配です。昨年も最初に見たのが傷ついたテンだったことを思い出しました。

 今朝は-9度と冷えました。昨夜遅く、霧が流れていたし、冷え込んでいたので霧氷がつくと感じていたのですが、寝坊をしました。カーテンを開けてびっくり! パジャマの上に防寒着を重ね着にして、飛び出しました。何とか数カット撮れました。撮影地はいずれも臥龍山ろくの千町原です。
 
 木の名前がちょっとわかりません。ガラスの粉を降りかけたように、キラキラ輝くところがありました。積もった雪も同じように光ります。
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秋に銀色に輝くススキも良いですが、全体が霧氷に包まれるのも美しいものです。
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 下の2枚は千町原から臥龍山方向に向いて撮りました。ちょっと時間的に遅かったので、イマイチですが、枯れ木に花が咲いたように見えれば、OKでしょう。
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by konno_noboru | 2006-12-20 23:08 | Comments(7)

Commented by UFO at 2006-12-21 16:52 x
枯れ木に花が咲くというは、なるほどこれだ・・・と思う光景ですね。
パジャマに重ね着で飛び出さねばならない心境がよくわかります。
Commented by koike at 2006-12-21 21:15 x
霧氷に包まれたススキ、ほんとに美しいですね。そして木に咲いた霧氷の花も。私の知らない所で、こんな美しい世界があるのですね。
着替える時間も惜しんで飛び出して届けてくれた、限られた時間の美しい自然の姿、ほんとに見入ってしまいました。こんな気持ちを 「静かな感動」 と言うのでしょうか...。
Commented by さくら・ふみ at 2006-12-22 11:18 x
 新聞記者さんでいらっしゃったのに「筆不精」とは、不思議な気が致しますが、お写真とその前に書いてあるコメントだけでもkonnnoさんのお心は充分に伝わってまいります。konnnoさんの文章は、素直にスイと胸に沁み込むのです。お写真からは、“感動”。
 傷ついたテンは、その後どうなったでしょう。気になります。
Commented by ocarina21 at 2006-12-22 21:24 x
ほんとうに、素晴らしいですね。美しくて、清らかで・・・いつか中国新聞に、先生の写真のことを“清冽な写真”と書いてありましたが、ほんとうにそのとおりだと、しみじみ思います。見せてもらう者の心まで清らかになるような、こんな写真が撮れたら、どんなに素適でしょう。(ムリムリ~♪)
でも、撮影後、寒さが身にしみて・・・? どうぞ、風邪などひかれませんように。
Commented by flora at 2006-12-23 14:05 x
こんにちは。コメントに何の反応もしなくて心苦しいと思われているようですね。そんなことはありません。美しい写真でしっかりとコメントを頂いています。いつも、いつも心癒される写真を掲載して頂くことが何よりのメッセージだと思っています。今回も、カメラを持ち、車に乗って飛び出して行かれる姿が目にうかぶようです。これからも、素敵なメッセージを楽しみにしています。
Commented by センリ at 2006-12-25 09:45 x
どんなクリスマスをお過ごしですか?
かわいいお孫さん達とご一緒?それとも、その厳しい寒さの中でテン待ちですか?
帰省以来運動に精を出しています。こちらは穏やかで暖かい日が続いていますので、おさまったはずの運動熱も再燃といったところです。
紺野さんのブログに出会って半年。都会での少し寂しい生活の中で、このページを開いてはホッと一息・・・更新されていると一人でワァーと歓声。ずいぶん慰められました。ありがとうございました。
よいクリスマスを!
そして来年もよろしくおねがいします。
Commented by センリ at 2006-12-25 17:55 x
クリスマスプレゼントにいとこから教えてもらった詩を贈ります。

    ひとひらの       新藤涼子
    雪国を訪れたときのこと
    一面にひろがる雪原をみて
    きれい!と思わず叫んでしまった
    その土地の老夫人は口ごもりながら
    どなたもそうおっしゃいます
    けれど わたしたちには重たくて苦しくて
    きたないものをかくしてはくれますが、
    雪どけになると どろどろの汚水になって
    車が通るたびにはねかえりで回りが汚れてしまう
    若いひとたちは さっさと都会に出て行って
    帰って来ません
    でもね
    このひとひらの雪にひとひらの思い出があると
    気づいたのね わたしは
    防空壕のなかで寒さと怖さにふるえていた頃
    南方で戦死していた初恋のひとのために
    ひとひらの雪
    (略)
    わたしはこの土地から出て行きません
    どんなに重く苦しくても
    ひとひらひとひらの思い出のためにね