2018年 03月 21日 ( 1 )

山に暮らせば

2018/03/21  芸北の春は苅尾(臥龍山)に上る菅原林道の道あけ(除雪)から始まる。今年はたっぷりの雪だと思ったが、19日に除雪作業があり雪は少なかったと聞いた。
 昨日、芸北写真くらぶの仲間から苅尾(臥龍山)のブナ林の写真が送られてきた。市内での講座を済ませて帰ったばかりだったが、出かけて行く気になった。しかし時間的に撮影は無理なので「明日は雨が降っても上がる」と伝えた。

 雨の今朝、苅尾(臥龍山)のブナの新芽がリンゴの雪中花のように氷に覆われていると連絡が入った。仲間一人を誘って苅尾(臥龍山)へ。大曲を過ぎた当たりから、ブナに氷が付いているのが判った。霧の中で氷に包まれて重くなった枝が林道の上に垂れ下がる。勢いよく走れば車のフロントガラスは固い氷で割れる。ゆっくりと氷の枝の中を抜ける。4カ所目が枝も大きく、氷も太い。さらに登ることを躊躇したが除雪された道は1車線しかない。待避所も車を反転させるところなどない。登るしかない。

 苅尾(臥龍山)8合目で鳥肌が立つような景色を見た。霧氷や着雪したブナは真っ白。透明な氷に包まれたブナ林を見るのははじめてだった。枝だけではなく、幹も氷に包まれツルツルしている。急激な冷え込みで小降りの雨が少しずつ凍ったのだ。苅尾の上空に大型のスプリンクラーを据えたような感じなのだろうか。
 雨が降るので傘を差して歩く。カメラのレンズは濡れる。枝は見えるが木々を覆った氷が判然としない。後から来たものもいて4人だったが皆んな無言。
 雨が激しくなり、枝垂れ桜のようになったブナの枝から氷塊が降ってきた。左手に当たる。とても痛い。危険なので終了。下山。車に大きな音を立てて氷が落ちてくる。車の中で背を丸めて脱出。気温1度。寒さは忘れていた。

 我が家近くでフキノトウが出た。やっと春だ。


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ブナの根元の雪も次第に円を描いて溶けていく。空と同じ色で撮影は難しかった。


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上を向いた枝がない。氷が重いのだろう。



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氷に包まれた枝は折れて落ちたものだった。

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枝には氷柱も。


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道路に枝垂れた枝。寒さから新芽を守るように氷の衣をまとった。



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我が家周辺にも春が来た。



by konno_noboru | 2018-03-21 19:31 | Comments(4)