2014/08/30 自然は敵意を持っていると思い続けてきた。山では油断ならないと。ただ、それは冬の山で激しい吹雪に襲われたときで、私に対しての敵意と小さく小さく感じていた。19日から降り続いた雨は未曾有の土砂災害を引き起こした。日々増える死者。新聞に掲載された名簿の中に知人と同姓同名の人がいて思わず息をのんだ。知人に確認をとらなかったのは亡くなられた方が若かったからだ。これからも続く不安と苦悩、断ち切れない悲しみの連鎖。ただ祈るしかないのか。
土石流災害の後、写真を撮る気力が萎えている。それに拍車をかけたのがぎっくり腰。23日朝、写真塾があるので菜園のトマト、茄子、キュウリをお裾分けするつもりで作業していたとき腰に異変があった。塾を休めないのでゆっくり山道を歩き、斜面をよじ登ったのだが、強烈な尻もちをつき滑り落ちた。その夜から壁を持って立ち上がる。整形外科に行く。圧迫骨折はない。次第に痛みも和らいだので治るだろう。
裏の田圃にイノシシが入って稲穂を食べていることに26日に気づいた。腰は痛いが27日に田圃のそばにカメラ2台を仕掛けた。接触型のセンサーでイノシシが触れればシャッターが切れる。なかなか手強い相手だ。空振りになるかも知れない。
けさ早く起きてカメラ点検、イノシシは現れていない。帰って洗濯。そのあとカメラとツエを手に散歩。ツエは歩行用と言うよりマムシ除け。散歩道は萩の咲き乱れる道だったり、ミョウガ畑の側だったり、ススキの揺れる小道だったり遠くに行かなくても何種類かの花は撮れる。きょう撮影分は萩、茗荷(ミョウガ)、白髭草(シラヒゲソウ)、宵待草、黄釣舟(ツリフネ)、釣舟草、葛(クズ)、ヘクソカズラ、鳥兜(トリカブト)など。しゃがみ込むとちょっと腰が痛かった。散歩道を歩くだけでたくさんの花が撮れるのは感謝。気分的に沈んでばかりではいけませんといった激励の花たちだ。






▲ by konno_noboru | 2014-08-30 20:12 | Comments(2)