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山に暮らせば

2018/03/25  市内に出ると街行く人の服装が気になる。街は暖かいのか薄着と思われる人が多い。親しい人に会えば「芸北はまだ寒いか、芸北仕様じゃのう」と言われるほどの厚着。3日前も雪が舞い、道路が白くなった。桜便りも届くが、部屋から見える谷筋には一筋の雪が細長い滝のように続き、周辺にはまだらに雪は残る。気分的には大急ぎで春を追いかけるが、身体は冬の寒さを引きずり、暖かさを感じない。

 4月28日から始まる写真展の準備に忙殺されてはいるが、気分転換。

 バイカオウレンが咲くのは市内の家からだと15分ほどの谷筋。昔、生ゴミ埋め立ての話が持ち上がり地元で大きな反対運動があったところ。取材で何度も足を運んだ。渓流魚のアマゴもいた。釣りをしながら歩いた谷。キョロロ、キョロロとなく火の鳥アカショウビンも来ていた。今はしゃれた喫茶店も登場した吉山川沿い。この時期、一段と脚光を浴びる。
 川筋を遡り、麦谷から湯来へ抜け、湯来温泉から打尾谷を越えて筒賀、戸河内へと走る。咲き始めたアズマイチゲを撮った後、春が来るたびに巡る道をたどる。
 ラインで佐伯区の観音神社の桜がほぼ満開、ライトアップもあると桜情報が入る。今年は観音神社の桜は見送ろう。


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バイカオウレンの咲く場所での撮影開始はいつも午後3時。人に会わない時間に行く。ゆっくり撮れる。


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コンデジで撮影。接近できるし、大きく引き伸ばすわけでもないので良しとしている。


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アズマイチゲ。自生地が次第に小さくなっているのが気になる。

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ホソバコバイモ。一茎二花?


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二本並んでしべまで見える。

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ハルトラノオ。








by konno_noboru | 2018-03-25 10:20 | Comments(2)

山に暮らせば

2018/03/21  芸北の春は苅尾(臥龍山)に上る菅原林道の道あけ(除雪)から始まる。今年はたっぷりの雪だと思ったが、19日に除雪作業があり雪は少なかったと聞いた。
 昨日、芸北写真くらぶの仲間から苅尾(臥龍山)のブナ林の写真が送られてきた。市内での講座を済ませて帰ったばかりだったが、出かけて行く気になった。しかし時間的に撮影は無理なので「明日は雨が降っても上がる」と伝えた。

 雨の今朝、苅尾(臥龍山)のブナの新芽がリンゴの雪中花のように氷に覆われていると連絡が入った。仲間一人を誘って苅尾(臥龍山)へ。大曲を過ぎた当たりから、ブナに氷が付いているのが判った。霧の中で氷に包まれて重くなった枝が林道の上に垂れ下がる。勢いよく走れば車のフロントガラスは固い氷で割れる。ゆっくりと氷の枝の中を抜ける。4カ所目が枝も大きく、氷も太い。さらに登ることを躊躇したが除雪された道は1車線しかない。待避所も車を反転させるところなどない。登るしかない。

 苅尾(臥龍山)8合目で鳥肌が立つような景色を見た。霧氷や着雪したブナは真っ白。透明な氷に包まれたブナ林を見るのははじめてだった。枝だけではなく、幹も氷に包まれツルツルしている。急激な冷え込みで小降りの雨が少しずつ凍ったのだ。苅尾の上空に大型のスプリンクラーを据えたような感じなのだろうか。
 雨が降るので傘を差して歩く。カメラのレンズは濡れる。枝は見えるが木々を覆った氷が判然としない。後から来たものもいて4人だったが皆んな無言。
 雨が激しくなり、枝垂れ桜のようになったブナの枝から氷塊が降ってきた。左手に当たる。とても痛い。危険なので終了。下山。車に大きな音を立てて氷が落ちてくる。車の中で背を丸めて脱出。気温1度。寒さは忘れていた。

 我が家近くでフキノトウが出た。やっと春だ。


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ブナの根元の雪も次第に円を描いて溶けていく。空と同じ色で撮影は難しかった。


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上を向いた枝がない。氷が重いのだろう。



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氷に包まれた枝は折れて落ちたものだった。

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枝には氷柱も。


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道路に枝垂れた枝。寒さから新芽を守るように氷の衣をまとった。



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我が家周辺にも春が来た。



by konno_noboru | 2018-03-21 19:31 | Comments(4)

山に暮らせば

2018/03/14 きょうも良い天気だった。暖かかった。ストーブが不要。日向ぼっこにちょうど良いくらいだった。田圃の雪がまだらに消えていく。冬用タイヤをはずしても良いかどうか。山道に入れば残雪があるのでもう少し先か。

 昨日は火曜会。午前中、写真展の作品選び。午後から浜田市三隅町の梅林記念公園へ。神社境内の桜が一輪咲いていた。今週中には開花宣言が出る数は咲くだろう。三隅神社前から上がるが、階段になっているところは少し息が乱れる。梅は斜面に階段状に一列に並ぶ。花が咲くと列になっていることは判り難い。花はほぼ満開。地元のTV局が開花情報を放映したので観梅に来た人もあった。メジロがいたし、ツグミも来たが撮影は満足な結果は得られない。汗ばむほど暑かった。


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間もなく満開か。

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眼下に見える町が三隅町。


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梅は一列に並んでいる。

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メジロもいるし、ツグミもいた。


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国道9号線から見た梅林。400㍉望遠レンズで撮影。


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梅林そばに大きな椿の木が数本ある。



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近くには菜の花も。




by konno_noboru | 2018-03-14 21:25 | Comments(1)

山に暮らせば

2018/03/10  芸北もやっと春めいてきた。湖の氷も溶けはじめタニイソギ(マンサク)の黄色い花も咲いた。川の流れも雪代を集めた笹濁り。キジや小鳥が雪の溶けた道沿いに出てきた。
 昨日の朝は雪が降り、くすんでいた残雪がまた真っ白に覆われた。雪の降り方も優しくなった。田圃はまだ雪に覆われたまま。名残り雪はもっと先。窓から入り込む光も直射日光と違って雪の照り返しで柔らかく部屋の奥の方まで明るくなる。窓からの景色も変わる。庭の土が現れたり、山の木々の枝先が赤みを帯びてきたのを見るのは気分も明るくなる。

 今朝は冷えた。雲一つない快晴。ただ今洗濯中。外に干せそう。ふと氷結していた聖湖の氷が動き始めたことを思い出した。洗濯はそのままにして八幡に急行。湖に直行の予定が苅尾(臥龍山)が霧氷に覆われているのが見えて苅尾を撮る。定番の場所を回る。

 聖湖の湖面を撮る心当たりの場所に着く。遅かった。氷はもう沖に出ている。2番目の候補地、苅尾(臥龍山)が見える場所に車を止め、スノーシューを着ける。芸北写真くらぶの今村君が来た。「雪が固く締まってきたのでスノーシューなしで歩けるはず」と言って先行してくれた。急な斜面、滑れば湖まで落ちる。いつも通りカメラは2台。両肩に掛けている。無理せず1台で良かったとまたきょうも思う。今村君と別れ、3番、4番の候補地を見てダム堰堤で最後の撮影をして終了。帰って洗濯物を干さなければならない。また、部屋干しだ。


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聖湖を覆っていた氷も溶け始めた。氷は少しずつひび割れて湖岸を離れる。正面の山は苅尾(臥龍山)。



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オホーツク海の流氷のように大小様々な形で浮かぶが、次第に小さくなっていくのだ。

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青空、霧氷、雪解け。今年は白い苅尾(臥龍山)をあまり見なかった。久しぶりに良い条件が揃った。


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マンサク。滝山川沿いに咲く。芸北ではこの花を谷急ぎ(タニイソギ)という。良い呼び方だと思う。


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除雪で山になったままの雪。田圃も菜園も雪の山の下。ここは春が遠いかも。








by konno_noboru | 2018-03-10 18:47 | Comments(3)

山に暮らせば

2018/03/04  朝は部屋にいても雪焼けするのではないかと思うほど雪の照り返しが強かった。庭の雪も消えたが菜園には除雪した雪が山になる。まだ黄色いタニイソギ(谷急ぎ→マンサク)も咲かない。こちらは急いで4月末から始まる芸北写真塾の写真展の準備に入らなければならない。

 3日は土曜会だった。吉舎、総領、上下町と回る。吉舎のユキワリイチゲ、今年は何故か花が小振りで白色もあまり際だってはいない。節分草も花が咲いていない未公開地も順次公開されるだろうからまた行くことになる。総領町のリストアセンターで昼食を取り、フクジュソウを見て上下に向かう。

 上下町のひな祭りに飾られていた雛人形の女雛だけ撮ったのが2014年。その年に開いた写真展のDMに使ったお気に入りの雛人形が今年も飾ってあった。道路から正面に見えるように飾ってあるのだが2014年は男雛と女雛が離れて飾ってあった。少し離れていたが特に女雛が美しく見えた。十二単衣の柔らかな色使いと滑らかな膨らみ、凜とした姿、顔立ちも気に入っていた。
 今年も見たがガラス戸の中で少し見えにくい所にあり、写真は撮れなかった。
 古い翁座が見たいと訪ねたが、開館時間を過ぎていて中は見られなかった。残念に思いながら白壁の町を仲間と歩く。帰り道でガラス戸の中にある壮麗な七段飾りの雛人形を見た。二段目の三人官女が着ているものは十二単衣。上段の親王を見てびっくり。2014年に撮ったものに似ている。こちらは親王、三人官女、五人囃子,随臣、仕丁
…と十五人飾りになっている。ちょっと現代的すぎない? の声は仲間内から出た。町並み通りにたくさんあるので気に入ったものを探すのも楽しい。


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2014年に撮ったもの。この時、男雛は離れた所に飾ってあり、一緒に撮れなかった。残念ながら今年も撮れなかった。

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今年別のお店で撮った。そっくりだったのでびっくり。親王飾りのようだが立派な七段飾り。
後ろが白いのは背景にアクリル板のようなものがあり、向かいの家が映り込む。



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現代的な七段飾り。他の昔ながらのものより変わっていたから目についたのかも。


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フクジュソウも咲き始めた。

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セツブンソウ。赤いきれいな花がなかなか見つからない。暖かくなればもっとたくさん咲く。その時赤い花も多く見られるはず。


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吉舎のユキワリイチゲの花は白色。花が少し小さい。

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安佐北区に咲くユキワリイチゲは花も一回り大きく、色は紫が強い。



by konno_noboru | 2018-03-04 23:14 | Comments(1)